Seahawks 2023シーズン振り返り Part 1 (Offenseなど)

 

 

シーホークスのシーズンが終了したということで、シーズンの振り返りをしていきます。

 

今回は、まずはオフェンスとコーチ陣です。

 

来年度の契約やFAなどについては、2月に入ってからまた詳しく書く予定なので、今回の振り返りでは軽く触れる程度に留めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1. コーチ陣及び上層部

 

GM John Schneider

 

昨年に引き続いて、素晴らしいドラフトピックを決めました。また、シーズン中に行ったWilliamsのトレードも良い動きであったと言えるでしょう。

 

 

HC Pete Carroll

現地10日の水曜日に、引退を発表しました。今シーズンは、昨年に引き続き9勝8敗でしたが、プレイオフには2年ぶりに出場できませんでした。Pete Carroll eraでプレイオフに進出できなかったのは、14年間で4回目のことです。また、得失点差は-38と、就任初年度の2010年以来のマイナスになってしまいました。ちなみに、今シーズンのチャレンジは、6回中3回成功と50%の成功率でした。

来年度はアドバイザーとして、チームには残るとのことです。お疲れ様でした。

 

 

OC Shane Waldron

 

3年目のシーズンでしたが、就任してからの3年間では最低のオフェンスになりました。特にランオフェンスが全く機能しませんでした。本来専門外のDKとLockett、JSNの3人を活かすオフェンスを目指したものの、パス比重だけが先行したことで、オフェンスのバランスが崩れ停滞の原因を作ってしまいました。ラン割合は僅か36%で26位ということが、過剰なパス比重を物語っています。

チームからは全コーチ陣に、自由に他チームと契約して良いという指令が出ているとのことなので、人気なWaldronは、他チームに引き抜かれるかと思います。

 

*追記 BearsのOC職のインタビューのリクエストを受けたとのことです。Bearsの目指しているオフェンススタイルを考えると、かなりフィットしそうなチームと言えそうです。

 

 

DC Clint Hurtt

 

2年目のシーズンでしたが、昨年よりも悪い結果になってしまいました。というかスタッツだけでいうと、シーホークス史上ワーストクラスに悪い結果でした。他にも要素はいくつかありますが、戦力的には昨年よりもそろっていたものの、スタッツが悪くなってしまったという点では、責任は大きいと思います。

少なくとも戦術面では大きな変化を必要としているので、変わることになるかと思います。

 

 

 

2. オフェンス陣

 

・QB

7 Geno Smith 64.7%, 3624 yds, 20 TDs, 9 INTs, 5 winning drive(4Q 2mins, OT)

全体的に昨年よりもスタッツが下がってしまいました。ただ、Genoのプレイは、良い意味でも悪い意味でも昨年とあまり変わっていないという風に感じました。実際にPFFのスコアやEPAでは、QBの中で10位あたりでした。特に、プレッシャー率が非常に高い中でもサック率が僅か6%と、ポケット内での動きが非常に良かったです。また、ラスト2 mins及びOTで逆転ドライブを決めた回数は5回(昨年は2回)と、リーグ単独1位でした。

来年ドラフトでQBを取るかどうかに関わらず、Genoが来季の先発であることはほぼ確定だと思います。

 

 

2 Drew Lock 63.2%, 543 yds, 3 TDs, 3 INTs, 1 winning drive

今季は、4試合に出場し、そのうち2試合に先発出場しました。昨シーズンは全く出場しなかったため、2021年シーズンのWeek 18以来の2年ぶりの出場となりました。Week 15のEagles戦での逆転ドライブは、今季のシーホークスのNo.1ドライブだったと思います。先発レベルではないものの、控えとしては十分な活躍だったと思います。

残留するかは分かりませんが、ドラフトでQBを取らないのであれば、残留もあり得るかと思います。

 

 

 

・RB

9 Kenneth Walker III 905 rush yds, 4.13 ypc, 8 rush TDs, 29 catches, 259 rec yds, 1 rec TDs

怪我で欠場した影響もありましたが、2年連続1000yds達成とはなりませんでした。特に、平均ヤードが昨年より0.5 yds程度落ちてしまいました。2年目になり対策されたこともあるかと思いますが、OLの怪我による影響やビックゲインの減少もあったと思います。シーズン後半になり、Walkerに頼ることが増えていきました。Walkerに頼りすぎないオフェンスを目指していただけに、これはWaldronの限界を見せてしまったと考えています。

来季は負担が減っていけば、再び1000 ydsシーズンも十分達成できると思います。

 

 

26 Zach Charbonnet 462 rush yds, 4.28 ypc, 1 rush TDs, 33 recs, 209 rec yds

2番手RBとしては、十分な活躍を見せたと思います。Walkerの負担を軽減する存在として、主に3rd down backとしての起用が多かったでしたが、Walkerよりスナップ数が多い試合もありました。先発となると若干不安も残りますが、インパクトのあるプレイも多く、Walkerとのワンツーパンチがハマれば、かなり脅威となると思います。

 

 

31 DeeJay Dallas  36 rush yards, 3.60 ypc, 6 recs, 26 rec yds, 10.6 ave punt return yds, 25.9 ave ko return yds

 

今季は、リターナーとしてのプレイが主となりました。シーズン前半は、3rd down backとしての起用もありましたが、Zachの信頼が厚くなっていくと、徐々に出番を失っていきました。ただ、リターナーとしては、かなり良い働きだったと思います。ファンブルが2回あった以外は、リターン平均ヤードもリーグでトップクラスなど、安定していました。

シーホークスは、スタータークラス以外のRBを再契約する事はほとんどないので、おそらくFAになると思います。

 

 

25 Kenny McIntosh

 

ルーキーシーズンでしたが、出場はSTのみとなりました。序盤は怪我でIRに入っていましたが、IRを抜けてもInactiiveになることが多く、ActiveになってもSTだけの出場でした。Preseason前のMock Gameで怪我をしてしまったため、まだスタッツが一つも残せていません。

レーニングキャンプでの評価は非常に高かったので期待していますが、来季はロースター争いからのスタートになるかと思います。

 

 

 

・WR

14 DK Metcalf  119 targets, 66 recs, 1114 rec yds, 8 rec TDs

今季も2年連続で1000 ydsレシーブを達成しました。ただ、パスの成功率は、キャリアワーストの55%とかなり低い数字です。ここが、Genoのパス成功率を落とした1つのポイントとも言えると思います。特に、CBとの競り合い中のキャッチで落としたりするケースが多かったです。ただ、勝負どころでの良いキャッチもいくつかあり、チームが助かっていたことも事実です。

 

 

16 Tyler Lockett  122 targets, 79 recs, 894 rec yds, 5 rec TDs

今年で、4年間続いてきた1000 ydsレシーブが途切れてしまいました。特に、ディープでの起用が滅法なくなってしまいました。これは、使い方の問題もありますが、年による衰えであまりセパレーションを取れなくなったことが大きいと思います。身長が小さいため、セパレーションを取れないと投げ込めるパスの範囲がかなり狭まってしまいます。Wilsonの時だとあまりセパレーションを取れていなくても、正確なパスを決めることができましたが、Genoの力ではなかなか厳しい状況です。

JSNも台頭してきたため、来季以降も今年のような使い方が継続されていくと思います。

 

 

11 Jaxon Smith-Njigba  93 targets, 63 recs, 628 rec yds, 4 rec TDs

ルーキーシーズンで、まずまずの結果を残せたと思います。シーズン当初は、使い方が悪く結果が伸びませんでしたが、Bye明けからは、使い方が見直され3番手として十分な活躍をしました。シーズン後半になるにつれて、徐々に信頼を勝ち取っていき、重要な場面で投げられることが多くなっていきました。

来季は新しいOC次第ですが、より使われる場面が増えていくのではないかと思っています。

 

 

19 Jake Bobo  25 targets, 19 recs, 196 rec yds, 2 rec TDs, 1 rush TDs

Undraftからロースターに残り、4番手レシーバーとして起用されました。レシーブのスタッツもさることながら、ランブロックでの貢献も非常に大きかったです。現地に行って感じましたが、チーム内やファンからの人気もかなり高いです。

 

 

83 Dareke Young

 

今シーズンは、出場はあったものの、スタッツは残せませんでした。怪我でシーズン前半を休んだことで、チャンスを失ってしまいました。

 

 

1 Dee Eskridge  1 target, 0 rec, 2 rushes, 5 rush yds

今シーズンも3年連続でIR行きとなってしまいました。来シーズンのプレシーズンで結果を残せないと、おそらく来年のロースターには残れないでしょう。

 

 

 

・TE

87 Noah Fant  43 targets, 32 recs, 414 rec yds, 0 rec TDs

 

今シーズンは、昨シーズンに引き続き、キャリアワーストを更新する形となってしまいました。これは、シーズン中盤にWaldronのオフェンススタイルが変わり、TEを全く使わない時期があった影響です。また、もともとエンドゾーンで強いタイプではないですが、キャリアで初めてタッチダウンがありませんでした。

本来はこの成績で終わるような選手ではないので、OCが変わりFAとなるこのタイミングで、移籍する方がより活躍できると思います。

 

 

84 Colby Parkinson  34 targets, 25 recs, 247 rec yds, 2 rec TDs

昨年より出場機会を増やしましたが、スタッツは昨年とほぼ同じになりました。ただ、昨年よりも成長していて、チーム内での序列も上がってきています。パスシチュエーションで使われることが多く、3rd downでも使われるようになりました。

FAになりますが、残るかどうかは新OC次第でしょう。

 

 

89 Will Dissly  25 targets, 17 recs, 179 rec yds, 1 rec TDs

 

昨年よりも、出番や目立つシーンがかなり減ってしまいました。もともと大怪我を2回してからは、プレイする機会が制限されていましたが、今年はその中でもより出場する回数が落ちてしまったように感じます。

来年は、Disslyのキャップがかなり大きくなることから、それに見合っていないと判断されれば、カットもあり得るかと思います。

 

 

38 Brady Russell

 

シーズン途中に加入しましたが、試合にはあまり出場しませんでした。長髪が特徴的です。

 

 

 

・C

63 Evan Brown 16 games start, 16 games played

 

今シーズンFAで1年契約の加入でしたが、十分先発の役割は果たしたと思います。シーズンを通して怪我をしていたものの、それを押し通してプレイし続けていました。

ただ、Long-termでのスターターではないので、ルーキーのOluwatimiで十分計算できるのであれば、再契約はないと思います。

 

 

51 Olusegun Oluwatimi  1 game start, 16 games played

 

Brownが怪我をした際に、数試合Cとしてプレイしていました。その際のプレイは悪くはなかったですが、フルタイムでの先発レベルまでは到達していない印象でした。

 

 

 

・OG

68 Damien Lewis  16 games start, 16 games played

 

持ち前のランプロのうまさは健在で、またパスプロも年々向上してきています。スタッツでも、ホールディングは僅か1回で、被サックも前年と同じです。特に、Eagles戦のDKへのディープパスが決まったプレイで、Jalen Carterを投げ飛ばしていたのは印象的でした。

周りの若手も成長してきているものの、再契約は是非してほしいです。

 

 

75 Anthony Bradford 10 games start, 14 games played

 

ルーキーシーズンでは先発は期待されてはいなかったものの、先発の怪我などで最終的には10試合に先発しました。後半戦は、ほぼフル出場でしたが、十分先発としては責務を果たしたと思います。多少やられるシーンも目立ちましたが、4巡ルーキーであることを考えれば、仕方ないことです。

おそらく来季は、開幕から先発として起用されることになるかと思います。

 

 

60 Phil Haynes  8 games start, 8 games played

 

開幕から先発として起用されていましたが、シーズン中盤に怪我でシーズンエンドとなってしまいました。パフォーマンスもそれほど高くなく、反則や被サック数は、スナップ数が多いLewisやBradfordよりも多くなっています。

今シーズンもルーキーを育てる間の繋ぎの1年契約であったため、再契約はおそらくないと思います。

 

 

・OT

67 Charles Cross  14 games start, 14 games played

 

ルーキーシーズンと同じようなパフォーマンスの出来だったと言えると思います。フォルススタートの反則やルーキーらしいミスは無くなったものの、プレイ自体はあまり変わらなかったと思います。先発としては十分ですが、トップクラスのラインマンに成長する事はなさそうです。

 

 

72 Abraham Lucas  6 games start, 6 games played

 

Week 1 におった怪我の影響などで、シーズンで11試合を欠場する形になりました。パフォーマンスとしては、かなり良かっただけに、怪我でシーズンの半分以上を欠場せざる得なかったのが痛まれます。All-Proレベルのプレイをしている試合もあったので、来シーズン以降の期待は高いです。

 

 

78 Stone Forsythe  8 games start, 17 games played

 

シーホークスのOL陣で、唯一全試合出場した選手となりました。主にシーズン前半はCrossの代役でLT、中盤以降はLucasの代役でRTを務めていました。2021年の7巡であったことを考えると、十分頼りになる選手に成長したと思います。

 

 

74 Jake Curhan  4 games start, 10 games played

 

Lucasの代役として、Week 2からRTとして4試合先発を務めました。そのWeek 2のLions戦では、Hutchinsonを完封するという素晴らしい働きで、見事勝利の立役者とも言える活躍を見せました。ただ、その後はパフォーマンスが安定せず、Week 7からは先発を下されてしまいました。そして、Week 10終了後には、PSに送られてしまいました。

 

 

70 Jason Peters  2 games start, 8 games played

 

シーズン途中に加入すると、1ヶ月近くの調整期間を経て、2試合に先発しました。主にLucasが戻って来るまでの間、RTとしてプレイしていました。41歳ながらも、悪くはないパフォーマンスだったと思います。

 

 

 

3. 新HCなどについて

ここからは、少し話が変わりますが、新HCについての話になります。

 

現時点で、トップの候補に上がっているのが、現DALのDCであるDan Quinnです。彼は、スーパーボウルに2年連続で出場した2013年から2014年にかけて、シーホークスのDCとして働いていました。その後、ATLのHCとなり、スーパーボウルにHCとしても出場しています。

シュナイダーやキャロルとの繋がりも深く、オファーをすれば受ける可能性は高いと思います。

 

また、他の候補としては、現BALのDCであるMike McDonaldや、元TENのHCであったMike Vrabelなどが挙げられています。現Michigan大HCのJim Harbaughや、現DETのOCであるBen Johnsonなども候補として名前が出ていますが、可能性は低いでしょう。

 

個人的には、現TBのOCを務めているDave Canalesも候補に入っているのではないかと思います。昨年まで、シーホークスのQB Coachを務めていて、関係性も深いです。ただ、OC経験も僅か1年ということもあり、HCでなくOCであれば可能性は高いかと思います。

 

 

 

 

 

 

CFP semi-final Allstate Suger Bowl 🍬(2)Washington vs (3)Texas Preview

 

 

開催まで1週間となってきました。

 

今回は、2戦目のCFP準決勝、2位Washington対 3位TexasのAllstate Sugar Bowlです。

 

 

↓前回のRose Bowlのプレビュー

 

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時間: 1/2(火) 10:45 〜(現地1/1 20:45 ET, 17:45 PT)

 

会場: Ceasers Superdome, New Orleans, Louisiana

 

放送(🇺🇸): ESPN, ESPN2, ESPNU, ESPNNEWS, ESPND, ESPN+ (Sean McDonough, Greg McElroy, Molly McGrath, Katie George)

 

放送(🇯🇵): 日テレG+

 

 

 

 

 

 

 

1. Washington Huskies

 

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↑シーズン前のプレビューです

 

HC: Kalen DeBoer

 

CFPには、2016年以来の7年ぶり2回目の出場となります。7年前は、準決勝でAlabamaに7-24で敗戦しています。因みに、その時のQBは、現在BengalsのQBであるJake Browningです。

 

1位のMichiganと同じく、13勝0敗でレギュラーシーズンを終えています。特に、Oregonに2度競り勝っているというところは非常に評価の高いポイントです。10月以降は、9試合全て10点差以内の接戦と、心臓に悪い試合が多かったですが、その全てで負けずに勝ち切っている点も評価できます。また、CFPに進出している4校で唯一、Heisman賞のFinalistを有しています(QBのMichael Penixで2位🥈)。さらに、HCのKalen DeBoerは、APなどの多くのアワードからCoach of the yearを獲得しています。

 

Washington大の要は、やはりオフェンスです。特に、パスオフェンスが非常に強力で、全米No.1 です。QBには、Heisman賞2位のMichael Penixを擁している他、レシーバー陣も、来年のドラフトで1巡上位指名を期待されているRome Odunzeを始めとして、優秀なレシーバーが複数在籍しています。また、OLが非常に強力で、Penixは13試合で僅か10サックしか喰らっておらず、このチームの核になっています。そして、シーズン後半にかけて、パスオフェンスが警戒され始めると、エースRBのDillion Johnsonを中心としたランオフェンスが機能し始めました。Johnsonは最後の5試合だけで、683 yds 8 TDを記録していて、この試合の影のキーマンになってきそうです。後半にややオフェンスが失速したものの、このランオフェンスと持ち前の勝負強さによって、ピンチを凌いできました。

 

一方のディフェンスは、試合によって良し悪しのばらつきが大きく、精細を欠く試合もありました。特に、タックルミスにより、無駄なヤードを稼がれることが多く、大きな課題となっています。ただ、肝心な所での勝負強さは、並大抵のものではなく、全勝の達成はこれに支えられていたと言っても過言ではありません。

 

 

・注目選手(6人)

 

QB Michael Penix Jr. 9

 


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彼は、Heisman賞の2位に選ばれるなどの活躍を見せました。パスヤードは全米1位で4218 ydsを投げています。また、13試合中8試合で300 yds以上を投げています。特に、ディープパスの精度が高く、1試合に5回以上ディープパスを決める試合もありました。さらに、終盤の勝負強さも兼ね備えていて、レギュラーシーズンでのOregon戦の逆転ドライブは鳥肌ものでした。

 

 

RB Dillon Johnson 7

 

シーズン前半は、パスオフェンスの裏に隠れて目立っていませんでしたが、シーズン後半になると、パスオフェンスの停滞と共に、活躍が表立ってきました。特に、USC戦では、ランだけで256 yds 4TDという大活躍で、勝利に貢献しました。

 

 

WR Rome Odunze 1

このオフェンスで一番頼りとなる選手で、どの試合でも安定した活躍を見せています。ショートパスから、ディープパスまで何でもこなせる選手で、Penixも信頼を置いています。また、来年のドラフトでも、Marvin Harrison Jr.とMalik Nabersの次に評価されている選手で、1巡上位での指名が期待されています。

 

 

WR Jalen McMilan 11

Odunzeに次ぐ2番手レシーバーとして、昨シーズンは1000 ydsレシーブを獲得しましたが、今年は、シーズン序盤の怪我でシーズンの半分以上をサイドラインで過ごしていました。その間に、Ja'Lynn PolkがMcMilanの穴を埋める活躍を見せ、2番手の座を奪われてしまいました。ただ、11月に復帰すると、Pac 12 Cでは、Odunzeを凌ぐ活躍で勝利に貢献していて、この試合では、再び2番手として活躍が期待できそうです。

 

 

EDGE Bralen Trice 8

現在のカレッジでトップクラスのパスラッシャーです。体格が大きく、あらゆるところからラッシュをかけれる選手です。また、サック数は5回とあまり多くないものの、プレッシャーをかけた回数は全米1位と、QBに常にプレッシャーをかけ続けられます。

 

 

CB Jabbar Muhammed 1

 

昨オフにOklahoma Stateからトランスファーで加入してきました。シーズン序盤は、あまり目立っていなかったものの、後半になると素晴らしい活躍をしていました。特に、Oregon State戦では2 INT, 4PDと大暴れでした。また、Pac 12 Cでも、Troy Franklinを抑え込むなど、直近になって目立ち始めた印象が強いです。

 

 

 

2. Texas Longhorns

 

HC: Steve Sarkisian

 

Texasは、今回で初のCFP出場となります。ただ、CFP以前のBCS時代には、2度出場し1度優勝した経験を持っています。また、Texasは、来年度から、所属カンファレンスをBig 12からSECに変更することが決まっています。

 

今シーズンは、シーズン序盤に5連勝をしたものの、ライバルのOkalahomaに接戦で敗れてしまいました。しかしその後は、QBのQuinn Ewersの怪我など苦しい状況も乗り越えて、1敗でレギュラーシーズンを終えました。そして、Big 12 Cで勝利し、何とかCFP進出を決めました。また、Week 2でAlabamaに勝っていることから、Alabamaより上位の3位となりました。


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オフェンスは、ランとパスをうまく織り交ぜるオフェンスです。ランオフェンスの面で言うと、11月のTCU戦でエースRBのJonathan Brooksがシーズンエンドの怪我をしてしまいました。しかし、Brooksの他にも優れたRBが何人も在籍しているため、Brooksが怪我してからの数試合では、大きなロスにはなっていません。また、パス攻撃は、ワシントン大には及ばないものの強力です。

 

一方のディフェンスは、ラン守備が非常に強力です。特に、DTのT'Vondre SweatとByron Murphyのコンビは、全米でもトップクラスの布陣です。ただ、パスディフェンスは穴になっていて、ここが足を引っ張っている形になっています。

 

 

 

・注目選手(5人)

 

QB Quinn Ewers 3

 


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元々はOhio Stateに2021年クラスのNo.1 QBという看板を引っ提げて入学しましたが、翌年にTexas大にトランスファーしました。今年は、シーズン中盤に怪我で数試合欠場したものの、非常に良い成績を残しています。昨年度よりも安定感が増しており、オフェンスを牽引する存在になっています。ドラフトにエントリーするかについては明言を避けていますが、残留する可能性が高いと伝えられています。

 

 

WR Xavier Worthy 1

 

来年のドラフトでも上位の指名が期待されているレシーバーです。Ewersのホットターゲットとして活躍していて、Freshman時代から3年連続で750 yds以上のレシーブを記録しています。バースト力が非常に高く、1つのタックルミスからビックゲインに繋がってしまう脅威を相手に与えることができます。また、パントリターンも彼が武器としているものの1つです。

 

 

WR Adonai Mitchell 5


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今年、Georgiaからトランスファーで移籍してきました。Georgia時代には、2021年のCFP決勝で、逆転タッチダウンを決めています。2番手レシーバーとして位置していますが、タッチダウンレシーブ数は10個と、チームでトップです。

 

 

DT T'Vondre Sweat 93

 

現在のカレッジで、12を争うDTと言える選手です。今年は、Best Interial Linemanに送られるOutland賞を獲得するなど、Texasの強力なラン守備を支えました。また、Big 12 Cでは、FBの位置からタッチダウンパスをキャッチしています。

 

 

LB Anthony Hill Jr. 0

 

今年、5⭐️プレイヤーとしてTexasに入学し、いきなりTrue Freshmanで開幕から先発起用されました。Alabama戦でもサックを決めるなど、Texasディフェンスの隠れたX-Factorとなる存在です。

 

 

 

 

3. 展望&予想

 

・Washington Offense vs Texas Defense

 

パス攻撃が得意なWashingtonオフェンスと、ラン守備が得意なTexasディフェンスというマッチアップのため、パスに偏ったオフェンスになっていくと思います。TexasのDB陣は、WashingtonのWR陣に対しては、真っ向勝負では勝つ事はできないでしょう。そのため、彼らからしてみると、Penixからインターセプトを奪うことが、このマッチアップで勝つための唯一の道だと思います。

 

 

・Texas Offense vs Washington Defense

 

ここのマッチアップは、ランもパスもTexas有利と言えそうです。ただ、Washingtonのディフェンスは非常に勝負強いため、3rd down longや4th downの状況を作らせることが、Washingtonディフェンスにとっては重要になってきます。また、タックルミスを減らすことも鍵になってきます。

 

 

 

予想: 37-34 Washington

 

 

 

 

 

 

CFP semi-final Rose bowl🌹 (1)Michigan vs (4)Alabama Preview

 

 

まだ試合まで1週間以上ありますが、CFPのプレビューをしていきます。

 

まずは、1位Michigan対 4位AlabamaのRose Bowlです。

 

 

時間: 1/2(火) 7:00 〜(現地1/1 17:00 ET, 14:00 PT)

 

会場: Rose Bowl🌹, Pasadena, California

 

放送(🇺🇸): ESPN, ESPN+ (Chris Fowler, Kirk Herbstreit, Holly Rose, Laura Rutledge)

 

放送(🇯🇵): 日テレG+

 



 

 

 

 

 

1. Michigan Wolverines

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↑シーズン前のプレビューです

 

Michiganは、3年連続3回目のCFP出場となります。今回出場している4チームで、唯一の昨年度の出場校です。ここ2年は、CFPには出場しているものの、どちらも準決勝で敗退してしまっているので、今年こそは決勝に進みたいところです。


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今年は、13勝0敗と無敗で、ワンポゼッション以内の試合が2試合のみという完璧なシーズンを過ごしています。懸念材料としては、対戦したランク校がPenn StateとOhio Stateだけであるため、無敗は今年のスケジュールに助けられているとも言うことができてしまいます。ただ、全勝かつOhio Stateに勝ったということだけでも、CFPに進出する理由としては十分だとも言えます。

 

今年のMichiganは、何といってもディフェンスが非常に強固です。13試合中9試合を失点10点以下に抑えていて、また完封した試合も2試合あります(そのうち1試合は、FBS126チーム中126位のオフェンス相手ですが...)。

スタッツでは、

失点 全米1位(1試合あたり9.5点)

被ランヤード 全米6位(平均87.1ヤード)

被パスヤード 全米2位(平均152.6ヤード)

被トータルヤード 全米2位(平均239.7ヤード)

 

一方のオフェンスは、ラン中心のオフェンスです。これを支えているのは、強靭なオフェンスラインで、Big TenではNo.1、また全米でもトップクラスの布陣です。破壊力はあまり無いですが、リスクを侵さず堅実に進むオフェンスです。

 

 

・注目選手(5人)

 

QB JJ McCarthy 9

 

 

今年のドラフトでは、Day 1もしくはDay 2で指名が期待されているQBの1人です。判断力が高く、リスクを侵さず着実に進めていくタイプのQBです。また、機動力が高く、自らスクランブルしていくことも多いです。ただ、プレッシャーのかかる場面でのプレイ機会が少なく、CFPという大一番で力を発揮できるのかが鍵になります。

 

 

RB Blake Corum 2

 

Michigan大のエースRBで、今季は24 TD!!をあげています。毎試合1 TD以上を記録していて、11月以降は5試合連続で複数TDをしています。今年は、昨年の終盤に負った怪我の影響があったのかは分かりませんが、昨年よりもトータルヤードや一回あたりのヤードは低下しています。また、パスキャッチはあまり得意ではなく、そこは主に2番手のDonovan Edwardsが担っています(2番手ですが、来年のドラフトでは3巡指名候補という評価です)。

 

 

TE Colston Loveland 18

 

チームのNo.1ターゲットともいえる選手です。獲得レシーブヤードは、エースWRのRoman Wilsonにつぎ2位の572 ydsです。

 

 

CB Will Johnson 2

 

このチームのディフェンスの要とも言える選手です。昨年はTrue Frshmanながらも先発起用され、CFPも経験しています。今年は、3 INTを挙げるなど活躍していて、その内一つは、カレッジNo.1レシーバーのMarvin Harrison Jr.とのマッチアップでのものです。

 

 

CB Mike Sainristil 0

 

今年のカレッジで最も評価の高いSlot CBの1人と言っても良い選手です。今季は、4INTを記録していて、その内2つはPick 6です。彼は、FreshmanとSophomore 時代はWRとしてプレイしていて、そこからCBに転向している選手です。

 

 

 

2. Alabama Crimson Tide

 

Alabamaは、2年ぶり8回目のCFP出場となります。10年間で8回の出場ということなので、もちろん最多出場です。過去7回中6回は、決勝まで進んでいますが、半分の3回の優勝に留まっています(それでも十分凄いですが...)。また、CFPに出れなかった2年間でさえ、どちらもNew York 6 Bowlには出場しています(Tuaが怪我してしまった年と、ランキング5位で惜しくも出れなかった昨年の2年間)。

 

今年のAlabamaは、ここ10年間で一番弱いと予想されていて、実際にシーズン前半はかなり苦労していました。しかし、シーズンが進んでいくにつれて、徐々にリズムを取り戻していきました。そして、ランキング8位で迎えたSEC Championshipで、2年間無敗のGeorgiaに勝利し、見事滑り込みでCFP出場を獲得しました。無敗のFlorida Stateを差し置いて出場を決めたことには、SECへの忖度であると批判が集まりましたが、CFPに出場するだけの力を持っていることには変わりありません。

 

Alabamaの強みは、ディフェンスだと思います。シーズン前半の苦しい時でもディフェンスが何とか踏ん張っている試合が多かったです(負けたTexas戦は、ディフェンスが崩壊してしまっていた)。全体的に安定していて、DL陣やDB陣など、どこのポジションも良いメンバーが揃っています。

 

一方のオフェンスは、悪くはないものの、決して良いという訳ではありません。ランオフェンスは、強力なOLやQBのMilroeを活かして、安定してランが出ている印象ですが、パスオフェンスは、去年に引き続きなかなか安定していません。レシーバー陣の層が薄く、メインとなるターゲットがいないのが問題です。

 

 

・注目選手(5人)

 

QB Jalen Milroe 4


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NFLドラフトで全体1位指名されたBryce Youngに代わって、今シーズンから先発に指名されています。今年のシーズン序盤は、パフォーマンスが上がらず、先発を降ろされることもあるなど、不安定なパフォーマンスでした。しかし、10月に入ってからは、パフォーマンスが安定し、最終的にはHeisman賞で6位になるなど結果を残しました。彼は、ラッシング能力が高いことが魅力で非常に高い身体能力を持っています。また、判断力も高く、シーズン後半になるにつれて、ミスが徐々に減っていきました。ただ、ターゲットが見つからないと、持ち過ぎてサックを喰らうシーンも多く見受けられます。

 

 

WR Isaiah Bond 17

 

Alabamaの先発レシーバー陣の1人で、レシーブ回数はその中でもトップです。体格が小さいこともあり、Red Zoneではほとんど使われていませんが、フィールド中央ではMilroeのホットターゲットになっています。特に印象的なプレイとしては、Auburn戦の決まらなければCFP出場の可能性が消えてしまうという非常にプレッシャーがかかった場面(4Q残り30秒 4点ビハインドで4th down 31)での、スーパーキャッチがあげられます。

 

 

EDGE Dallas Turner 15

 

来年のドラフトでも上位指名が期待されるパスラッシャーの1人です。今季は、9サックを挙げていて、重要な場面でサックを決めている印象があります。また、ランストップの能力も高く、万能なラッシャーです。

 

 

CB Terrion Arnold 3

 

今季既に、5INTを獲得しているボールホーク型のCBです。来年のドラフトでTop 10指名候補にも上がっているKool-Aid McKinstryの逆側ということもあり狙われることが多いですが、その中でしっかりと結果を残しています。また、ソロタックルが38個(トータルで61個)とタックル能力も高いです。

 

 

S Caleb Downs 2

 

彼は、今年の5⭐️のTrue Freshman(1年生)ですが、初戦からいきなり先発起用されています。彼は、タックルをする機会が多く、タックル数はソロタックルが64個(トータル99個)と、チーム内でも飛び抜けて多いです。まさに、1年生ながらもディフェンスの中で欠かせない存在となっています。

 

 

 

 

3. 展望&予想

 

・Michigan Offense vs Alabama Defense

 

鍵となるのは、QB McCarthyが終盤のプレッシャーが掛かる場面で、本来の力を発揮できるかというところです。昨年のTCU戦のようなプレッシャーのかかる試合や場面でのプレイ機会が少なく、まだ未知数な部分です。また、Michiganは、おそらく昨年のようにトリックプレイを仕掛けてくると予想されるので、それが決まるかも注目です。

 

 

・Alabama Offense vs Michigan Defense

 

鍵となるのは、Jalen Milroeのランです。マンパワーでは、Michiganの方が上回ると思われるので、Alabamaは、Milroeのランで流れを作る必要があります。また、それに対して、Michiganがどのような対策をしてくるかも注目です。因みに、SECCでのGeorgia大は、QB Spyを置くこと(場合によっては2人)で対応していました。

 

 

 

予想 27-20 Michigan

 

 

 

 

 

 

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Week 13 Seahawks vs Cowboys Review

 

今回は、12月1日(現地11月30日)に行われたSeahawks vs CowboysのTNFのReviewをしていきたいと思います。

 

 



 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

Seahawks

7

14

7

7

35

Cowboys

10

10

7

14

41

 

試合は、35-41でCowboysが勝利しました。

 

今シーズンのTNFで一番白熱した試合だったと思います。

 

 

ESPNのスタッツ

www.espn.com

 

ハイライト


www.youtube.com

 

 

 

2. 試合振り返り

 

良かった点としては、オフェンスもディフェンスも、課題だったRed Zoneで機能していたことです。オフェンスは、4-5 (80%)と非常に良く、また3rd downも9-14とかなり高い数字でした。また、ディフェンスも、Red Zoneで4-8 (50%)と何とか耐え凌ぎました。

 

戦力ではCowboysの方が優っていましたが、ここが機能したことで、接戦に持ち込むことができたと思います。

 

 

また、Shane Waldronの作戦面も非常に良かったです。前半は、前戦の反省を活かし、テンポの良いパスラッシュを避けるパス攻撃をしていました。そして、後半になると、前半の攻撃スタイルとは真逆で、Waldronの本来のスタイルであるTEを活かすスタイルに変更しました。これが功を奏して、後半になっても攻撃が止まることはなかったです。今までは、前半は良くても後半は...ということが多かったですが、今日は違いました。後半のスタイルは、Waldronが武器としているスタイルのため、Cowboysも簡単に止めることはできませんでした。

 

ただ、4Qの4th downでのコールは疑問に思うものでした。

 

 

一方で、敗因としては、まずはやはり反則です

オフェンスでの反則はほぼ無かったものの、ディフェンスやスペシャルチームでの反則は痛かったです。ディフェンスは、Woolenの2つのDPIが非常に痛かったです。反則しなければ通されていたかもしれませんが、40ヤード近いものだったので痛いです。また、スペシャルチームは、FGの前にDelay of the gameになってしまい、結果的に5ヤード下がってからのFGは失敗しました。

 

ただ、今日は審判が厳しく、選手やキャロルHCも、声を揃えて審判陣を批判しています。WilliamsやTre Brownは、「こんなに反則が厳しかったら、どうやってプレイすれば良いんだよ」といったようなことも言っています。確かに、全体的にかなり厳しかったですし、特にBobby WagnerのDPIに関しては、意味が分からなかったです。また、FG前のDelay of the gameに関しても、審判が一度ボールを置き直したにも関わらず、クロックがリセットされませんでした。

 

 

 

・Run Offense

 

ランに関しては、先週よりは出ていたと思います。特に、Charbonnetは、ロスはほとんどなく、安定してゲインできていました。また、NFLキャリア初タッチダウンを、ついにあげました。

 

 

・Pass Offense

 

この試合のGenoは、非常に良いパフォーマンスでした。パスも安定していましたし、ディープのパスもほぼ完璧でした。そして、OLの助けもありましたが、ポケットムーブも素晴らしかったです。

 

レシーバー陣は、DKがキャリアハイとも言える活躍を見せました。ここ最近とは全く違う動きで、Daron Blandに対して、1対1でも負けることは無かったです。また、JSNも素晴らしい活躍でした。彼もキャリアハイの活躍でした。ただ、彼に関しては、今シーズン中にこれを超える活躍をしてくれると思います。

 

 

・Protection

 

Cowboysのパスラッシュは非常に強力で、複数サックは覚悟していましたが、結果的には1サックだけでした(Genoではなく、Dallasへのサック)。全体的に、プレッシャーはかかっていましたが、頑張っていたと思います。

 

 

 

・Run Defense

 

相変わらず苦しい出来でした。Pollardのランはある程度止めることができたものの、PrescottのQBランやRambのスイープランに上手く飜弄されてしまいました。Cowboysは、この後述べるパス攻撃も含めて、シーホークスの弱点を徹底的に付いてきていました。

 

 

・Pass Defense

 

ここの部分でも、かなりCowboysに押される形になりました。狙われたところとしては、LambとWoolenの1対1でのショートパスや、中央へのクロスルート、TEへのスクリーンなどです。

 

Cowboysの得意とするディープパスは、DPIになった2回だけで、ショートパスをメインにしてミスなく攻撃をしていました。こういうオフェンスができるようになったのは、Prescottが成長したことに繋がると思います。

 

 

・D-Line Rush

 

前半はしっかりプレッシャーをかけられているシーンが多かったです。ただ一方で、時間を与え過ぎているシーンもあり、プレイ毎でバラツキがあります。

 

 

 

・Special Team

 

Myersは、42 ydsのFGを外してしまいました。Delay of the gameの影響もあったのかもしれませんが、42は決めて欲しい距離です。

 

Dicksonは、今回の試合では、ホルダーの仕事のみでした。

 

 

 

3. まとめ

 

Cowboys大勝と見られていただけに、ここまで戦えたのは良かったと思います。また、来週以降の試合に向けた希望を残せたのも良かったです。

 

ただ、途中までリードしていて、また勝つことができた試合だっただけに、勿体無いです。

 

 

 

この試合には関係ないですが、Week 15のEagles戦が、MNFにFlexされました!!

www.seahawks.com

 

日程: 12月19日火曜日 10時15分から

 

これが、NFL史上初のMNFのFlexになりました。

 

 

 

 

 

Week 13 Seahawks vs Cowboys Preview

 

 

今回は、12月1日(現地11月30日)に予定されているSeahawks vs CowboysのゲームのPreviewをしていきたいと思います。

 

 

時間: 12/1(金) 10:15 〜(現地11/30 20:15 ET)

 

会場: AT&T Stadium, Arlington, Texas

 

放送(🇺🇸): Amazon Prime Video (Al Michaels, Kirk Herbstreit, Kaylee Hartung)

 

放送(🇯🇵): DAZN/Gamepass

*TNFですが、G+の放送はありません

 



 

 

 

1. 両チームの最近の状況及びInjury Report

 

・Seahawks

 

直近3試合

W Week 10 vs Commanders 29-26

L Week 11 at Rams 16-17

L Week 12 vs 49ers 13-31

 

Injury Report

Injury

Mon

Tue

Wed

状況

Kenneth Walker III /RB

Oblique

DNP

DNP

DNP

Doubtful

Darake Young /WR

Abdomen

DNP

LP

LP

Doubtful

Phil Haynes /OG

Toe

DNP

DNP

DNP

Out

Leonard Williams /DT

Ankle

DNP

LP

FP

Questionable

Will Dissly /TE

Hip

DNP

LP

FP

Questionable

Anthony Bradford /OG

Knee

LP

FP

FP

 

Abraham Lucas /OT

Knee

LP

FP

FP

 

Dee Eskridge /WR

Ribs

LP

DNP

DNP

Questionable

Jamal Adams /S

Knee/Rest

LP

LP

FP

 

Jake Bobo /WR

Shoulder

FP

FP

FP

 

Derick Hall /OLB

Shoulder

FP

FP

FP

 

 

・Cowboys

 

直近3試合

W Week 10 vs Giants 49-17

W Week 11 at Panthers 33-10

W Week 12 vs Commanders 45-10

 

Injury Report

Injury

Mon

Tue

Wed

状況

Rico Dowdle /RB

Ankle

LP

LP

FP

 

Dante Fowler Jr. /DE

Illness

DNP

DNP

FP

 

Payton Hendershot /TE

Ankle

FP

FP

FP

 

Jayron Kearse /S

Back

LP

FP

FP

 

Mazi Smith /DT

Shoulder

FP

FP

FP

 

Tyrus Wheat /DE

Concussion

DNP

FP

FP

 

Micah Parsons /OLB

Illness

-

DNP

FP

 

 

*DNP: Did Not Participate (練習不参加)

*LP: Limited Participate(制限付き練習参加)

*FP: Full Participate(フル練習参加)

 

*Out: 100% (欠場確率)

*Doubtful: 75%

*Questionable: 50%

 

 



 

2. Seahawks Offense vs Cowboys Defense

 

Key Point: テンポ良く攻撃する

 

この試合での重要なポイントは、テンポ良く攻撃することです。先週の49ers戦でもテンポ良く攻撃した3Qは、敵陣までボールを進めることができました。それは、素早くボールを離すことで、49ersの強力なパスラッシュを避けることができたからです。しかし、3rd down longなどの、ボールを長く持つ場面では、ほとんどプレッシャーを浴びて、サックを多く受けました。これは、Cowboysのディフェンスにも言うことができます。

 

Cowboysは、リーグでもトップクラスのパスラッシュを誇っていて、相手QBへのプレッシャー率は、40%を超えています。特に、3年目のMicah Parsonsは最も警戒しなければいけないラッシャーです。今季もすでに11.5サックを決めている他、重要な場面でサックやプレッシャーをかけています。彼は、主にRTとあたることがほとんどですが、たまにDTの位置についたりすることもあります。Parsonsの他にも、ベテランのDemarcus Lawrenceや Armstrongといった良いパスラッシャーを持っています。

 

これに対して、Genoはプレッシャーを浴びる前に、素早く投げていく必要があると思います。また、Smith-Njigbaをもっと使っていく必要があると思います。これらのことは、キャロルHCも会見で話していて、Cowboysディフェンスを攻略していくためには必要です。特に、Walkerが今週も出れないとされている状況では、ランが出るとは考えづらいため、パスで攻略していくことがマストです。

 

ただ、早くパスを投げようとし過ぎると、カバーを読みきれない内にパスを投げる状況が生まれてきます。このような時に警戒しなければいけないのが、Daron BlandのPick 6です。彼は、すでに5つのPick 6をしていて、これはNFL新記録(前は4つが記録)となっています。そして、そのほとんどは、早いテンポでの外側へのパスです。Genoは、素早くパスを投げる際に、Metcalfへのサイドライン側のショートパスを投げることがあるため、警戒が必要です。また、すでにブラウンズ戦で、このルートのパスがINTされています。このようなことより、私はこの試合でBlandがPick 6をする確信しています。(起こってほしくはないですが...)

 

 

 

3. Seahawks Defense vs Cowboys Offense

 

Key Point: ビックプレイを起こす

 

Cowboysという格上のチームに勝つには、やはりディフェンスがビックプレイを生み出すことが必要です。先週の49ers戦でも、BrooksのPick 6から流れが変わって、一時はシーホークスが完全に勢いを掴んでいました。オフェンスが大量得点を取れるとは決して思わないので、ディフェンスが耐え忍んで、流れを変えるビックプレイを作り出す必要があります。

 

Cowboysオフェンスの要は、やはりQBのDak Prescottです。直近5試合では17 TDと平均3TD以上で、レイティングが124と絶好調です。今後もこの活躍を維持していけば、MVPの可能性も出てきています。また、レシーバー陣も強力です。特に、エースレシーバーのCeeDee Rambは、すでに1000 ydsを超えています。また、最近になってBrandin Cooksとも息が合い始めているほか、TEのJake Fergusonとも相性は非常に良いです。

 

このオフェンスを止めるためには、Rambを抑えることが必要です。Rambは主に、Slotにつくことが多いため、NickelのWitherspoonやAdamsが彼を抑えるための鍵になります49ers戦ではランを警戒して、3rd down以外では3-4を敷いていましたが、今週のCowboys戦では、パスを警戒してNickelもしくはDimeの布陣が多くなると思います。

 

 

 

4. 予想・まとめ

 

予想: 27-26 Seahawks WIN

 

 

ちなみにNFL Network Analysts の予想はこちらです

 

 

 

 

 

OC Shane Waldronを解雇すべきか?

 

 

今回は、現在 SeahawksのOC (Offense Coordinator)のShane Waldronを変えるべきかということについて、述べていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

1. Shane Waldronについて

 

彼は、現在44歳で、2021年からシーホークスのOCを務めています。そして、今年で3年目を迎えました。

 

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チーム名

職名

20052015

Patriots, U Massなど

TE, WR, OLcoachなど

2016

Redskins

Quality coach

2017

Rams

TE coach

2018

 

Pass game coordinator

2019

 

 

2020

 

 

2021

Seahawks

Offense Coordinator

 

NFLのコーチとなったのは、2002年で、Patriotsでした。Patriotsでは、計5年間勤め、Belichickの元でコーチ経験を積みました。その後、カレッジでコーチを務めた後、2016年にCommanders (当時のRedskins)のOffensive quality control coachとなりました。その当時CommandersのOffense coordinator を勤めていたのは、Sean McVayでした。そのMcVayが、翌年にRamsのHead Coachに就任すると、WaldronはMcVayと共に、Ramsへ移籍しました。初年度の2017年は、Tight End Coachを務め、翌年の2018年から2020年にかけては、RamsのPass Game Coordinatorを務めていました。

 

そして、その翌年の2021年に、当時シーホークスのOCだったBrian Schottenheimer(現 Cowboys OC)が解雇されたことに従って、シーホークスのOCとなりました。その当時、Russell Wilsonとフロントの対立が少なからず合ったようですが、この決定にはWilsonの意見が反映されていたようです。

 

 

この経歴から分かる通り、Goff時代のRams Offenseを経験しています。その当時のRams Offenseのスタイルは、モーションを使いながら、ランとプレイアクションを多く使うオフェンスです。また、2017年にTE Coachを務めていたことから分かる通り、彼の専門はTEです(WRやOLコーチ経験もありますが、TEが一番多い)。

 

ここで述べた2つのポイントは、彼がシーホークスのOCになってからも重要視したポイントです。昨年のオフェンスでは、3 TEフォーメーションやプレイアクションを多用するオフェンスを展開していました。これが、彼の得意としているオフェンスと言えます。

 

 

 

2. Waldronを解雇すべきか?

 

それでは、本題に入ります。

 

ここ最近の試合では、オフェンスが上手くいかずに足を引っ張る場面が増えてきています。これには、様々な原因が考えられるかと思います。

 

私個人としては、今まで用いてきたTEを効果的に使うWaldron本来のオフェンスを、Bye Week明けに 3 WRをメインにしたショットガンオフェンスに変えてしまったことが原因だと思います。変えてしまった理由としては、今年1巡ルーキーで入ったSmith-Njigna をはじめとしたレシーバー陣を活かすプレイを重視したからです。実際、Week 4まではSmith-Njigbaはあまり活躍していませんでした。しかし、Bye Week明けにオフェンスのスタイルを変えてからは、1試合平均で4キャッチ50 yds、毎試合最低でも35 ydsを獲得するようになりました。また、49ers戦での活躍を受けて、さらに使う回数を増やしていくとキャロルHCは述べています。

 

そして、今週の49ers戦でも変わらず3 WRのプレイコールが多かったです。後半に入ると、ようやくTEを2人置いた体型を使い始めました。そのフォーメーションからのプレイアクションが有効に使えていたので、明らかにスタイルが変わったことが原因だと私は判断しました。先ほども述べましたが、元々Shane WaldronはRamsのPass Game Coordinator (QBがGoffの時代)だったため、ランとプレイアクションを交えるオフェンスを得意としていて、昨年もこのスタイルで非常に良いオフェンスを展開しました。しかし、今は本来のWaldronが得意とするスタイルでは無くなってしまっています。Waldronのコールが最近上手くいかなくなっているのもこのためです。

 

 

 

これを解決するためには、Smith-Njigbaを諦めて2TEをメインとする元のスタイルに戻すか、ショットガンオフェンスを展開するOCに変えるかです。私個人的には、Waldronのオフェンスはプレイの幅が広く、多彩なコールがあり、好きなのですが、今のシーホークスのオフェンススタイルに合っていないことは明らかです。しかし、今季中に3 WR中心のオフェンスを変えることもOCを変えることも現実的に難しいため、今シーズンは、今のままで行くしかないと思います。

 

 

 

それでは、果たしてWaldronを解雇すべきなのかですが、私個人的には、来年のドラフトでQBを取るのであれば、OCも同時に変えるべきだと思います。なぜなら、近年ドラフトされるQBは、ほとんどがショットガンオフェンスを経験しているため、Waldronのスタイルに合うQBはほとんどいないからです。さらに、今年のドラフトでシーホークスが取るであろう候補を見てみても、全員がハイパワーのショットガンオフェンスを展開しています。もちろん、NFLに来てからスタイルを変えることも可能ですが、それによりそのQBの持ち味や武器が消えてしまう可能性もあります。ただ、Waldronは優秀なOCのため、彼以上のOCを見つけることは非常に困難です。逆に、Waldronが引き抜かれる可能性も十分にあります。

 

 

ここで、WaldronがOCに就任したときの過程を振り返ってみましょう。

 

彼の前任者としていたのが、Brian Schottenheimer (現在Cowboys OC)でした。彼の最終年である2020年は、いわゆるLet Russ Cookの時代で、Wilsonのパスに比重を置いて、ショットガンを中心としていました。Schottenheimerが入ってきた当初は、リーグ1位のランオフェンスを誇っていたのですが、だんだんとPass中心のオフェンスへと傾倒していきました。2020年の序盤は、それが機能し上手く進んでいたのですが、徐々にターンオーバーが増え、得点が取れなくなることも多くなりました。

 

それでも、NFLの中ではTop 10に確実に入るようなオフェンスでした。ただ、キャロルHCとしては、ランを中心としたオフェンスに戻したいということがあったようで、OCと意見の食い違いがありました。

 

そこで、再びランを中心としたオフェンスに戻すため、Schottenheimerを解雇し、WaldronをRamsから呼び寄せました。その当時のRamsは、ランとプレイアクションを織り交ぜたオフェンスで、キャロルHCの思い描くオフェンスでした。

 

 

ここから言えることとしては、まずキャロルHCはやはりランオフェンスを軸に考えているため、Waldronのスタイルを気に入っているということです。そのため、OCを変えたとしても、パスヘビーのOCにはおそらくしないと言うことです。

 

また、現在ショットガン中心のオフェンスになっていますが、このままシーズン終盤までこの状態が続くようだと、当時のようにランとプレイアクションを軸にしたオフェンスに戻す可能性があるということです。そうなれば、Waldronがこのスタイルのオフェンスを使うOCではNFLで1番だと考えていいと思うので、残留する可能性があるということです。

 

 

ただ、やはり現在の戦力や将来的にQBを獲得することを考えると、パスヘビーまで行かなくとも、ショットガンオフェンスにはしていくべきだと思います。そのためには、Waldronではなく、他のOCを起用して戦うべきだと思います。Genoであと数年勝負するならば、WaldronをOCとしてランとプレイアクションを軸としたオフェンスで行ってもいいかとは思いますが、そうなるとは思えません。

 

 

結論としては、Shane Waldronを解雇せざる得ないと考えます。

 

 

 

 

3. シーホークスの将来

 

ここで、少し話はそれて、シーホークスの将来の話をしようと思います(個人的な意見多めですが)。

 

 

さっきまでは、オフェンスの停滞はWaldronの責任であるという話をしていました。ですが、責任はGenoであるという意見の人も増えてきています。私は、一番責任があるのは彼ではないと思います。実際、プレッシャー%は去年より上がっていますが、サック率は昨年の半分と、ポケットでいい動きをしています。また、インターセプトなどのミススローはあるものの、良いスローも多く、また逆転ドライブを決めることも多くなるなど勝負強くなりました。

 

ですが、Genoでは限界があるという意見は最もだと思います。実際、プレイ自体は昨年とあまり変わりませんが、昨年よりスタッツは下がっています。どちらにしても、昨年より良くなっていることはなく、チーム自身もプレイオフに出場することが限界でしょう(ディフェンスをLoBの状態にすれば、スーパーボウルまで行けるだろうが...)。また、年齢が33であることや、いつでも解雇できる契約の仕組み(Dead Moneyの額が多くない)になっていることを鑑みると、シーホークスとしても彼で勝負しようとは思っていないはずです。

 

このようなことより、あと2年以内にはドラフトでQBを指名する方向に動いていることは確かです。これで、ドラフトでQBを取らなかったら逆にショックです。

 

 

ここからは完全に個人的な願望です。

 

個人的には、やはりWashingtonのMichael Penix Jr.を取って欲しいです。彼は、優れたパス能力を持っている他、クラッチ力も非常に高いです。特に、ディープパスの正確性は、すでにNFLでも通用するレベルです。彼の場合だと、ハイパワーのショットガンオフェンスを展開していて、オフェンス全体を見てもパス比重が高いです。シーホークスの指名候補となるQBの中では、一番アンダーセンターでスナップを受けることが多いですが、プレイアクションからのブーツレックを有効に使えるQBとは思えません(逆に、プレイアクションからディープパスを狙うタイプのQBです)。


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また、OCにもWashingtonのRyan Grubbを起用させたいです。パス中心のWashnigtonということもあり、パスコールが非常に多彩で、モーションを多用します。ただ、最近はランも多く活用していて、パスヘビーという訳ではありません。そして、重要なキーシチュエーションでのコールが冴え渡っています。

 

 

 

 

Week 12 Seahawks vs 49ers Review

 

今回は、11月24日(現地11月23日 Thanksgiving Day)に行われたSeahawks vs 49ers のゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 



 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

49ers

7

17

0

7

31

Sehawks

3

0

10

0

13

 

試合は、31-13で49ersが勝利しました。

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト

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2. 試合振り返り

 

・Run Offense

 

Walkerが欠場したこともあり、予想通りランは出ませんでした(Walkerが出場してもランが出たとは思えませんが)。ただ、Charbonnetは、大きなロスをした場面もなく、コンスタントに2〜3 ydsをゲインしていました。現時点で、次週のCowboys戦でWalkerが復帰できるかは不透明です。

 

 

・Pass Offense

 

こちらも予想通り苦労する形になりました。ただし、その中でも、Smith-Nijgbaがスーパーキャッチを見せました。まだまだルーキーらしいミスがあるものの、週ごとにパフォーマンスが上がってきています。

 

 

・Protection

 

この試合全体で、計6サックを献上することになりました。特に、RTのPetersが怪我で変わってから入ったForsytheが苦労していました。ほとんどがBosaとのマッチアップで、スタートで負けていることがほとんどでした。来週からは、Lucasがおそらく戻ってこれるので、それで少しは改善してくれると期待しています。

 

 

 

・Run Defense

 

予想通りCMCを止めることはできませんでした。DL陣が49ersの思い通りに動かされてしまっていたようでした。

 

また、苦としていた外側へのランですが、左サイドへのランが特にやられています。その中でも、特にWoolenが原因となってしまっています。今日の試合でも、タックルミスや味方にタックルしてしまったりと散々で、おそらくそれが原因となり1Qで変えられてしまいました(来週は、先発に戻るそうです)。

 

 

・Pass Defense

 

今日の試合では、一番健闘したところですが、いくつか課題もありました。Purdyのタイミングスローには、対応できておらず、10〜15ヤードのWRへのパスが連続して通ってることがありました。また、DeeboがクロスルートでLBとのミスマッチを誘発し、それで大きくゲインする場面も見られました。

 

しかし、ポイントだったMcCaffreyやKittleへのショートパスやスクリーンは封じ込めることに成功しました。パスは通っているものの、RACをほとんど許さず、ロスタックルも多かったです。AdamsやWilliams、そしてWitherspoonは素晴らしい動きでした。特に、Witherspoonは、AiyukへのTDを除いては、完璧なパフォーマンスでした。

 

また、BrooksもMcCaffreyへのチップされたパスをPick 6しました。これは、流れが大きく変わるプレイでした。

 

 

・D-Line Rush

 

予想はされていましたが、プレッシャーがかかるケースは少なかったです。全くかかっていなかった訳ではないですが、Purdyに楽に投げさせてしまいました。MafeやWilliamsなどは、プレッシャーを何回かかけていたものの、あと少しで届かない場面が多かったです。

 

 

 

・Special Team

 

KRのDee Eskdrigeが、66 ydsのビックリターンを見せました。シーホークスに入ってから2年半が経ちましたが、その中で1番の活躍だったと思います

 

ただ、PRのDallasは、前半2minでのパントをMuffしてしまい、結果的にFGを与える結果になりました。Defenseがなんとか耐えていただけに、こういうターンオーバーは非常に勿体無かったです。

 

 

 

3. まとめ

 

試合全体的には、前半は49ersペースでしたが、BrooksのPick 6で流れが変わりました。その後も、ディフェンスが49ersのオフェンスを抑えたものの、肝心のオフェンスが3点しか取れず、最終的には49ersがTDを奪い、試合は終わりました。

 

 

それもあり、OCのShane Waldronに責任があるという意見が増えています。それについては、次のブログで書く予定です。

 

 

来週は、2週連続のTNFになります。

 

そして、ユニフォームは、2度目のThrowback Uniformです!(Awayですが、Dallasは白ユニ選択のため、シーホークスがColorユニフォームを選べたからです)