NFL Draft 初日のシーホークスの指名

 

 

 

初日から、14人連続オフェンス指名といった波乱がありましたが、個人的には上中位であまりトレードが少なかったのが残念でした。

 

上位は、ほとんどが予想されていた通りに進んだため、波乱がなかったことが影響したと思います。

また中位は、ディフェンス指名を狙っていたチームがトレードを狙っていました。ただ、上位でオフェンスの選手ばかりが指名されたため、トレードせずとも良い選手が得られる状況になったため、トレードがあまり起きなかったと思います。

 

 

個人的には、ワシントン大のQB Michael Penix Jr.が、全体8位で指名されたことが、非常に嬉しかったです。

様々な予想(海外の大手サイトなど)でも、ほとんどはTop 10外での指名予想だったで、指名を見た瞬間はまず驚きました。

おそらく、2年から3年は控え生活となるでしょうが、その間にカスンズから様々なことを学んで、将来的にはシーホークスに来て欲しいです。

(ある有名サイトでは、Green Bay Styleとも揶揄されいていましたが)

 



 

 



 

 

1. 指名の振り返り

 

1-16 DT Byron Murphy II  (Texas)

 

評価: B+

 


www.youtube.com


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https://www.seahawks.com/news/byron-murphy-ii-2024-nfl-draft-defensive-tackle-texas

 

シーホークスの前は、15人中14人がオフェンスと、オフェンスばかりの指名が続いていましたが、シーホークスはディフェンスの指名になりました。

 

Byron Murphyは、Texas大出身で、素早いパスラッシュもこなせるDTです。昨年は、Big-12のFirst Teamに選ばれていて、29タックル、5サックを上げました。また、オフェンスでも、FBのポジションについて、ランとレシーブでそれぞれTDを獲得しています。パスラッシュの強さはもちろんですが、ランストップでも力を発揮することができます。特に、体幹や下半身が非常に強く、ダブルチーム相手でもほとんど押されることがありません。体格は、DTにしてはやや小さめですが、力強いパワーと強いハンドテクニックを持っています。3-4のシーホークスでは、おそらく3テク(OGとOTの間にセットする)を務めることになると思います。

 

Byron Murphyは、シーホークスの1巡指名の候補にも上がっていた他、MacdonaldがDTを重視していたことを考えると、順当なピックと言えそうです。また、唯一コンバインとTop 30 Visitの両方で面談していた選手だったので、当初から狙っていたことが伺えます。彼自身もシーホークスファンということもあり、嬉しい指名になったと思います。

 

2巡指名は、Leonard Williamsのトレードに使っているので、実質1巡・2巡共にDTに投資したということになります。ここからも、いかにマクドナルドがDTを重要視しているかということが分かります。ここは、キャロルが、昨年まであまり重視してこなかったところです。

 

現在のDTの布陣は、Leonard WilliamsJarran ReedDre'Mont Jonesと3人の先発がいる他、控えも揃っています。ただ、全体的に年齢が高くなっていて、若返りは必要なポジションでした。また、昨年のパフォーマンスを考えると、今の布陣で完全に満足できる状況ではありませんでした。

 



 

 

2. 2巡以降の展望

 

指名が予想されるポジションは、IOL、TE、EDGE、ILB、S

が有力です。

 

残りは、3巡が1つ、4巡が2つ、6巡が2つ、7巡が1つ という状況です。

 

2日目に1つしかないのが痛いです。

ただ、4巡指名の1つは、3日目の始めから2番目なので、実質3巡下位とも言えると思います。

 

4巡を使って3巡を増やすといったことをしない限りは、明日も1つの指名のみになります。