今回は、12月1日(現地11月30日)に行われたSeahawks vs CowboysのTNFのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
Seahawks |
7 |
14 |
7 |
7 |
35 |
Cowboys |
10 |
10 |
7 |
14 |
41 |
試合は、35-41でCowboysが勝利しました。
今シーズンのTNFで一番白熱した試合だったと思います。
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り
良かった点としては、オフェンスもディフェンスも、課題だったRed Zoneで機能していたことです。オフェンスは、4-5 (80%)と非常に良く、また3rd downも9-14とかなり高い数字でした。また、ディフェンスも、Red Zoneで4-8 (50%)と何とか耐え凌ぎました。
戦力ではCowboysの方が優っていましたが、ここが機能したことで、接戦に持ち込むことができたと思います。
また、Shane Waldronの作戦面も非常に良かったです。前半は、前戦の反省を活かし、テンポの良いパスラッシュを避けるパス攻撃をしていました。そして、後半になると、前半の攻撃スタイルとは真逆で、Waldronの本来のスタイルであるTEを活かすスタイルに変更しました。これが功を奏して、後半になっても攻撃が止まることはなかったです。今までは、前半は良くても後半は...ということが多かったですが、今日は違いました。後半のスタイルは、Waldronが武器としているスタイルのため、Cowboysも簡単に止めることはできませんでした。
ただ、4Qの4th downでのコールは疑問に思うものでした。
一方で、敗因としては、まずはやはり反則です。
オフェンスでの反則はほぼ無かったものの、ディフェンスやスペシャルチームでの反則は痛かったです。ディフェンスは、Woolenの2つのDPIが非常に痛かったです。反則しなければ通されていたかもしれませんが、40ヤード近いものだったので痛いです。また、スペシャルチームは、FGの前にDelay of the gameになってしまい、結果的に5ヤード下がってからのFGは失敗しました。
ただ、今日は審判が厳しく、選手やキャロルHCも、声を揃えて審判陣を批判しています。WilliamsやTre Brownは、「こんなに反則が厳しかったら、どうやってプレイすれば良いんだよ」といったようなことも言っています。確かに、全体的にかなり厳しかったですし、特にBobby WagnerのDPIに関しては、意味が分からなかったです。また、FG前のDelay of the gameに関しても、審判が一度ボールを置き直したにも関わらず、クロックがリセットされませんでした。
Seahawks got screwed here. This was the PI call on Bobby Wagner. pic.twitter.com/XjdCzKwU0C
— Sports ON Tap Seattle (@SeattleONTap) 2023年12月1日
・Run Offense
ランに関しては、先週よりは出ていたと思います。特に、Charbonnetは、ロスはほとんどなく、安定してゲインできていました。また、NFLキャリア初タッチダウンを、ついにあげました。
1st career touchdown for Zach Charbonnet!#SEAvsDAL on Prime Video
— NFL (@NFL) 2023年12月1日
Also available on #NFLPlus https://t.co/YcXzMZb8jY pic.twitter.com/XgtjwnKzv2
・Pass Offense
この試合のGenoは、非常に良いパフォーマンスでした。パスも安定していましたし、ディープのパスもほぼ完璧でした。そして、OLの助けもありましたが、ポケットムーブも素晴らしかったです。
レシーバー陣は、DKがキャリアハイとも言える活躍を見せました。ここ最近とは全く違う動きで、Daron Blandに対して、1対1でも負けることは無かったです。また、JSNも素晴らしい活躍でした。彼もキャリアハイの活躍でした。ただ、彼に関しては、今シーズン中にこれを超える活躍をしてくれると思います。
DK. METCALF. 73. YARDS. pic.twitter.com/3ztN3eSAIQ
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2023年12月1日
In his career, DK Metcalf has been fined a total of $98,033 for excessive celebration or unsportsmanlike conduct.
— Front Office Sports (@FOS) 2023年12月1日
So, he spent his downtime learning ASL — and now talks trash in sign language.
Tonight: “Standing on business”pic.twitter.com/4FqYL30PTN
・Protection
Cowboysのパスラッシュは非常に強力で、複数サックは覚悟していましたが、結果的には1サックだけでした(Genoではなく、Dallasへのサック)。全体的に、プレッシャーはかかっていましたが、頑張っていたと思います。
・Run Defense
相変わらず苦しい出来でした。Pollardのランはある程度止めることができたものの、PrescottのQBランやRambのスイープランに上手く飜弄されてしまいました。Cowboysは、この後述べるパス攻撃も含めて、シーホークスの弱点を徹底的に付いてきていました。
・Pass Defense
ここの部分でも、かなりCowboysに押される形になりました。狙われたところとしては、LambとWoolenの1対1でのショートパスや、中央へのクロスルート、TEへのスクリーンなどです。
Cowboysの得意とするディープパスは、DPIになった2回だけで、ショートパスをメインにしてミスなく攻撃をしていました。こういうオフェンスができるようになったのは、Prescottが成長したことに繋がると思います。
・D-Line Rush
前半はしっかりプレッシャーをかけられているシーンが多かったです。ただ一方で、時間を与え過ぎているシーンもあり、プレイ毎でバラツキがあります。
No other QB in the NFL is making this play. Dak Prescott truly playing in a league of his own #DallasCowboys pic.twitter.com/phj05xxsGQ
— Ernie (@es3_09) 2023年12月1日
・Special Team
Myersは、42 ydsのFGを外してしまいました。Delay of the gameの影響もあったのかもしれませんが、42は決めて欲しい距離です。
Dicksonは、今回の試合では、ホルダーの仕事のみでした。
3. まとめ
Cowboys大勝と見られていただけに、ここまで戦えたのは良かったと思います。また、来週以降の試合に向けた希望を残せたのも良かったです。
ただ、途中までリードしていて、また勝つことができた試合だっただけに、勿体無いです。
この試合には関係ないですが、Week 15のEagles戦が、MNFにFlexされました!!
日程: 12月19日火曜日 10時15分から