Week 1 Seahawks vs Broncos Review

 



今回は、9月9日(現地9月8日)に行われたSeahawks vs BroncosのゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

DEN

3

10

0

7

20

SEA

3

6

10

7

26

 

試合は、26-20でシーホークスが勝利しました!

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

まず、オフェンスから振り返ります。

 

前半は、最初のドライブでのインターセプトや2つのセーフティーを始めとして、終始苦労することになりました。

 

これの大きな原因となったのは、OL(特にOGの2人)のプロテクションが壊滅的だったことです。詳しくは、下記のOLのところで書きますが、これが試合を通して苦しめられました。

OGのパスプロが弱点なのは、試合前から分かっていましたが、これ程までに酷いとは想像できませんでした。

 

 

後半になって、ラン中心のオフェンスに切り替えたことで、パスも決まり出すなど歯車が回り始めました。

 

これは、新OCのRyan Grubbのアジャスト力と言えるでしょう。

 

ちなみに、前任者のShane Waldronは、このアジャスト力が壊滅的でした。そして、Bearsでも再びそれを発揮してしまい、現地ファンから叩かれまくっています。

 


QB

 

今日のGenoのパフォーマンスは、比較的良かったと思います。

 

パスラッシュに苦しめられましたが、その中でも良いパスも多くありました。

 

また、コンバインで40ヤード4.59(11年前)の快足を活かし、キャリアロングの34ヤードのランでTDを奪いました。

 

 

RB

 

Walkerは、主に後半になって使われ始めましたが、今日は絶好調でした。

ブロックが良かったこともありますが、キレも良く、セカンドエフォートでもかなり稼ぐことが出来ていました。

 

今日のMVPといっても良いでしょう。

ただ、試合終盤に怪我で下がってしまったのが気になります。

(本人が大丈夫と言っていたので心配は無用でしょう。)

 

Charbonnetは、キャリア初のレシーブTDを決めました。

 

 

WR

 

今日の試合は、結局Lockettに救われた形になりました。

特に、試合を決めた最後のワンハンドキャッチは素晴らしかったです。

PFFグレードでも、レシーバーで2位の成績でした。

 

一方で、DKは、CB最高額の契約を締結したばかりのSurtainに終始完封されてしまいました。それは仕方ないとしても、勿体無い反則が多かったのは、問題だと思います。

 

 

TE

 

Fantの次に出ていたのは、ルーキーのAJ Bannerでした。レシーブの機会はありませんでしたが、得意のランブロックで活躍していました。

 

 

OL

 

まず、ランブロックに関しては、非常に良かったです。

Waldron時代は、TEを多く使って、ゴリ押しのランを出していましたが、Grubbは、モーションやプルアウトを多く使って、複雑なシステムでランを出していました。

 

ここに関しては、試合を通して、押せている印象がありました。OGの2人も良いブロックをしていました。

 

 

ただ、パスプロに関しては、悪い意味で目立ってしまいました。

 

その中でも良かったのは、LTのCharles CrossとCのConnor Williamsでした。

 

特にCrossは、完璧といっても過言ではないパフォーマンスでした。トレーニングキャンプで、かなり良いと噂されていたことが、本当だと証明されました。PFFグレードでも、OTでトップの成績でした。

 

また、Williamsも、全体的に良かったです。ただ、2プレイ目で、中央からラッシュを漏らしてしまい、INTに繋がってしまいました。

 

 

一方で、OGの2人は、パスプロではかなり苦しみました。前半だけで、2人とも2回以上はプレッシャーを与えてしまいました。

 

そして、Bradfordは、エンドゾーンでホールディング、Tomlinsonは、自陣1ヤードのランプレイでラッシュを漏らしてしまい、それぞれセーフティーを献上する形になりました。

 

2人とも、全体的にはランブロックは良かったものの、結果的には4点を献上してしまいました。

 

 

また、George Fantの代わりに入ったForsytheもパスプロではかなり苦労しました。

幸いにもFantの怪我は、Day by Dayとのことなので、来週に間に合う可能性は低そうですが、長期的な怪我にはならなそうです。

 

 

 

3. 試合の振り返り(ディフェンス)

 

ディフェンスに関しては、特に言うことはありません。

 

相手がBo Nixだったこともありますが、これ以上ない出来でしょう。

 

強豪相手にもこれができるとは全く思っていませんが、昨年よりも良くなっていることは確かでしょう。

 

 

良くなった点としては、昨年の課題だった、チェックダウンやショートパスへの対応の早さです

 

Macdonaldのスキームによるものの大きいですが、やはりパスラッシュが良くなったことも大きいと思います。

 

パスラッシュがしっかりかかっていたので、LBやSが、早めのタイミングで飛び込むことができ、ランアフターキャッチをほぼほぼ防ぐことが出来ました。

 

昨年はNwosuがいなくなったことで、パスラッシュの成功率が落ちてしまいましたが、今年はいなくてもそこをカバーできています。

 

 

DL

 

特に活躍していたのが、Leonard Williamsでした。

ターンオーバーを奪った2つのプレイの両方で、中央からプレッシャーをかけて、Bo Nixに投げ急がせて、ターンオーバーに繋げました。

 

また、ルーキーのByron Murphyも良いデビュー戦だったと思います。インパクトに残るプレイはなかったですが、Pass Rush成功率は非常に高かったです。

 

 

LB

 

新加入のTyrel Dodsonは、流石昨年のPFFグレード1位といったパフォーマンスでした。

素早い飛び込みもそうですが、タックルの堅実性も非常に高かったです。INTになりそうなボールのドロップはありましたが、全体的には全LBの中ではトップクラスの出来でした。

 

また、Jarome Bakerファンブルリカバーをするなど、まずまずの活躍でした。

 

 

CB

 

Tariq Woolenは、早速今季初INTを決めるなど、3年目になりまた一段と成長しているように見受けられました。

 

Devon Witherspoonも、相変わらず大活躍でした。

パスカバーはもちろん、タックルやブリッツでもインパクトを残していて、PFFでCB3位評価を受けています。

 

Tre Brownも、Suttonに対しては、良いカバレッジをしている場面が何度かありました。

 

 

S

 

Julian Loveは、ランストップやパスカバーの両方で素晴らしい活躍をしました。

INTを始めとして、スクリメージ付近へのパスやランへの対応の速さが光りました。

PFFグレードでも、セーフティーの中で総合、ランストップ、パスカバーの3つ全てで1位でした。

 

また、Rayshawn Jenkinsも、Loveに隠れてあまり目立ってはいませんでしたが、良いタックルも多かったです。

 

そして、K'Von Wallaceは、数少ない出場機会でしたが、ファンブルを誘発する見事なタックルをしました。

 

 

ST

 

今年のMyersは、2年周期で来る当たり年なので、安心して見ることが出来ました。

 

その一方で、相手リターンのカバーチームにおいては、プレシーズン時ほど酷くはないですが、まだまだ改善は必須です。