Week 6 Seahawks vs Bengals Review

こんにちは‼️ しゅうまい12です

 

今回は、今日(現地1015)に行われたSeahawks vs BengalsのゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

Seahawks

7

3

3

0

13

Bengals

7

7

0

3

17

 

試合は、13-17ベンガルズが勝利しました。

 

ESPNのスタッツ

www.espn.com

 

ハイライト

youtu.be

 

 

 

2. 試合振り返り

 

今日の試合では、オフェンスが足を引っ張る形になりました。特に、課題なのが、Red Zoneでのオフェンスです。前の2試合では主にランでなんとかTDしていましたが、以前から課題として上がっている問題でした。しかし、この試合では、全くRed Zoneでの解決策を見つけられませんでした。ここで問題だったのが、以下の3つだと考えています。

 

1st drive以降Runが封じられた

以下のRun Offenseで詳しく述べます

 

Pass Protectionが、Red Zoneでほとんど機能しなかった

以下のProtectionで詳しく述べます

 

FGを狙わずTDを狙い続けた判断(特に2mins直前のドライブ)

一度はFGに切り替えましたが、それ以外はTDを狙い続けていました。TDを狙うことは決して悪くはなく、逆にDriveTDで終わらせようという姿勢はとても良いと思います。

しかし、この試合状況では正しかったとはいえないと思います。最後から2個目のドライブ(2mins 直前)4th downになった際に、私はFGを蹴るべきだと思いながら見ていました。確かに4点差では、FG 1回で追いつくことはできません。また、開幕してすぐのようなチーム状況であれば、ディフェンスに期待できないため、このような決断は良かったかもしれません。しかしながら、今日のMyersの調子やDefenseの奮闘ぶりを考えると、あそこでギャンブルするよりも勝つ可能性はあったと思います。

 

ここからはタラレバになりますが、そこの場面でFGを蹴れば1点差で、そのあと3&outに抑えれば、あとはFG圏内に進むだけでした。今日のシーホークスの状態を考えれば、難しいことですが可能性はあったと思います。実際に、ギャンブル失敗した後、3&outに抑えてオフェンスをRed Zoneまで進められています。

上記の2つの理由(①と②)や、前の2回のRed ZoneオフェンスでINT,FGと決めきれなかったことを考えると、ここでギャンブルをしても成功する確率は低かったと思います。そのため、ここでのギャンブルをした判断はあまり良い決断ではなかったと考えます。

 

 

 

Run Offense

 

前半(特に1st drive)のランは効果的に出ていました。特に、Walkerのランは比較的長いランでもしっかり出ていました。

 

しかし、後半になるにつれて、ベンガルズディフェンスが対策をしてきたことにより、ランがほとんど出なくなりました。ベンガルズが行っていた対策としては、ランと思われるプレイの際にBox内の人数を増やしたり、ブリッツをかけてロスゲインを狙うものでした。

 

また、これは前述の①に当てはまります。Red Zoneでも同じく、ランが出なくなりました。ベンガルズは、今年ランディフェンスが弱いと言われていましたが、対策を取り改善してきた形になりました。

 

 

Pass Offense

 

フィールド中央のオープンフィールドでは、よくパスが通っていました。特に、Lockettへのパスが多く、LockettCBの一対一の場面で投げられることが多かったです。また、JSNBoboといったルーキー陣がようやく活躍をしました要所要所で良いキャッチがあり、オフェンスが進みづけるファクターとなっていました。一方で、Metcalfは後半に入り良いプレイもありましたが、怪我によってフルパワーでプレイ出来なかったことなどで思ったほどの活躍ではありませんでした。他にも、今日はTEへのパスが少なかったです。元々ベンガルズTEへのパスカバーが穴と思われていましたが、ここも対策を講じて改善してきた形になります。

 

Geno自身のパフォーマンスは、悪くはなかったですが、ポケット内の動きが怪我の影響でいつもと違う動きでした。また、プレッシャーのかかっていない場面での2つのINTは頂けません。一つはDKが止まってしまったことが原因でしたが、JSNをターゲットにしたINTは、完全にGenoのミスと言えます。また、怪我の影響だと思われますが、ブリッツやプレッシャーがかかった際に、パスを投げ捨てるので精一杯というシーンが多く、パスがほとんど決まりませんでした。

 

 

 

Protection

 

今日の試合では、プロテクションが一つの課題となりました。これは、前述の②に当てはまります。特にCurhanは、最初のLions戦は良かったものの、1試合ごとに対策されてきたのかパフォーマンスが悪くなってきています。ですが、足首の怪我を抱えながらのプレイとなっていたので、それも影響していたのは確かです。

 

しかし、Red Zoneやブリッツ時以外では、プロテクションが持つシーンもあり、全体的には頑張っていました。ただ、重要な場面では、プロテクションが持たずにサックを受けるシーンが目立ちました。

 

 

 

Run Defense

 

相変わらずランディフェンスは好調でした。ランプレイでのロスタックルは無かったものの、平均を3.1ypcに抑えるなど堅実な守備を見せました。また、一番長いランでも僅か5 ydsと素晴らしいディフェンスでした。

 

DTあたりは、押されている印象でしたが、LBS(特にDiggs)が素早くタックルしていました。

 

 

Pass Defense

 

前半開始から2ドライブは、テンポ良くパスを通されていましたが、それでもタックルミスはほとんどなくRACを徹底して防いでいました。そして、その後のドライブは、ショートパス以外はパスを通さず、またショートパスでも素早い反応でパスを掻き出したりするなど、LoBの時のような鉄壁の守備でした。

 

特に、Brownは素晴らしい活躍でした。ドライブが行き詰まり始め、Burrowがディープを狙ってきたところで、ChaseとのMan-to-Manに勝ちINTを奪いました。また、1st down更新されれば負けの3rd downで、Higginsに一度は取られたものの、執念で掻き出しパス失敗にするというビックプレイを見せました(OPIがあったため、パスが通っても反則で罰退でしたが)

 

また、Witherspoon3 PDと派手さはないものの活躍しましたWoolenは、序盤はChaseBoydなどにパスを通され、2TDを献上しましたが、後半に入るとほぼ完封していました。

 

 

D-Line Rush

 

前半は、ブリッツなどでプレッシャーをかけても、Burrowの素早いパスでQBに届かないことが多かったです。しかし、後半に入ると、DB陣がレシーバーをしっかりカバーしたことで、QBにプレッシャーが届くようになりました。

 

JonesReedなどのDT陣が、インサイドから割って入りサックを決めるシーンが目立ちました。また、NwosuMafeもいいラッシュをしていました。ですが、昨年9.5サックを挙げたTaylor目立たなくなっているのが悲しいです。

 

 

 

Special Team

 

今日のMyersは、非常に安定していました。まさか55 ydsFGを決めるとは思ってもいませんでした。今年のMyersは、試合ごとにムラがあるというパターンのようです。

 

また、今日のDicksonは、あまり距離が出ずコントロールも不安定で、不調のようでした。

 

 

 

3. まとめ

 

この試合では、何度も言いますが、Red Zoneでのオフェンスが行き詰まったことが一番の敗因です。

 

3rd downのオフェンスが良くないといってる人も多く、確かにそうだとは思いますが、私はそこまで深刻だとは考えていません。なぜなら、それは主にRed Zoneでの3rd downで上手くいっていないことが数字を引っ張っているからです(この試合でも、3rd down失敗のうち4/7を占めている)。また、Puntになるケースの多くは3rd down longになっていることが多く、アーリーダウンでのロスタックルやサック、反則が一番の理由だと思います。もちろん、3rd downでオフェンスが進んでいないことも事実ですが、3rd down longの苦しい状況でも実際に1st downも取れているケースもあります。

 

そのため、3rd downでのオフェンスよりも、もっと改善すべきことがあると思います。

 

 

一方、ディフェンスは、前週のGiants戦に続いて、素晴らしい出来でした。このままこの調子をキープできれば、LoB復活も夢ではありません! 49ersCowboysなどにこのようなディフェンスができればですが...

 

 

ともかく、勝てはしませんでしたが、良かった点は多かったのであまり悲観はしていません。来週は、確実に勝ちたい試合です!