今回は、今日(現地11月19日)に行われたSeahawks vs Rams のゲームのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
Seahawks |
7 |
6 |
3 |
0 |
16 |
0 |
7 |
0 |
10 |
17 |
試合は、16-17でRamsが勝利しました。
The kick is no good and the Rams are going to win! #SEAvsLAR pic.twitter.com/estmZGMDFf
— NFL (@NFL) 2023年11月20日
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り
チーム全体としての今日の1番の敗因は、反則の多さです。オフェンスは、敵陣に入ってから、ホールディングなどで2nd down longとなり、FGに終わってしまうケースが2回ありました。非常に勿体無いです。また、ディフェンスは、肝心の3rd downで、DPIなどの反則によりファーストダウンを献上してしまうことが多かったです。結果的に、止められたであろうところで止めることができず、4Qに点を許すことに繋がりました。
他には、4Q最後の残り30秒での判断が疑問でした。状況としては、敵陣40ヤード付近へのパスが通り、時計が回っている状況で残り25秒程度でした。ここの状況で、シーホークスは、ランプレイで2 ydsゲインをして、その後スパイクをして残り7秒で時間を止めました。このランプレイは、おそらくCharbonnetのランとJSNへのスクリーンを選ぶRPOでした。結果的に、Myersが55 ydsのFGを失敗しました。
↑(7分10秒付近からです)
おそらく、ここでこのような選択をした理由としては、蹴る際のボールの位置を左端に寄せたかった、そして蹴れないまま試合が終わるという状況を避けたかったからだと思います。今日Myersは、50 yds以上のFGを2本決めていたものの、ここで55 ydsを決めることはそう簡単ではありません。そのため、スパイクで時間を止めて、その後パスでもう少し進むことができたのはないかと思います。スパイクをしても2nd downかつ25秒程度残っているため、次のパスでインバウンズになったとしても、スパイクをすれば4th downで10秒弱は残るでしょう。また、out-of-boundsに出るのような時間を止めることができるパスであれば、4プレイはできたでしょう。もし、ここが敵陣30 yds以内であれば、ランからのスパイクというリスクを避ける選択で良かったかもしれません。しかし、敵陣40 ydsという位置でするべき選択ではなかったと思います。
*このプレイの際に、Genoは無線が聞こえなくなったそうで、急遽すぐにプレイを出せるランをコールしたそうです。ただ、その状況だったら、よりスパイクで良かったのではと思います。
On this final sequence, Geno says there was a malfunction in his helmet and he couldn’t hear the play call after DK’s catch, so he just called the quickest play he could, which was the run to Zach. Says that was first time that happened during the game today. https://t.co/YKav3Wp71M
— Dugar, Michael-Shawn (@MikeDugar) 2023年11月20日
・Run Offense
最初のドライブで、Walkerが斜紋筋を負傷して戻ってきませんでした。昨年も同じくSoFiで怪我をして、1試合欠場しました。次戦は木曜日のThanks Giving Dayなので、おそらく欠場すると思われます。そのため、McIntoshやDallasが、今までより大きな役割を担うことになりそうです。
・Pass Offense
オフェンス全体的にもそうですが、Week 1と同じような形になってしまいました。前半は、非常に良い形でパスが進んでいました。ですが、既に述べましたが、反則が足を引っ張る形になってしまいました。
Metcalf. Money. pic.twitter.com/xc2ZFOMwyt
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2023年11月19日
JSN down there somewhere
— NFL (@NFL) 2023年11月19日
📺: #SEAvsLAR on CBS
📱: Stream on #NFLPlus https://t.co/jckqnJwdb2 pic.twitter.com/jP2EnTgZUs
後半に入ると、Ramsのプレッシャーが増し、パスがあまり決まらなくなりました。そして、ついにAaron Donaldの強烈なヒットを受けて、Genoが投げての肩(右肩)を負傷してしまいます。その代わりとして、Lockが入りましたが、Week 4の時と同様にレシーバー陣(特にJSN)との息が合っていませんでした。また、Lockettへのパスもアンダースローになってしまい、インターセプトになりました。
次戦にGenoが出れるのかは、まだ分かっていませんが、おそらく練習はあまり出られないでしょう。
・Protection
試合全体を通して、パスラッシュに苦しんでいました。特に、内側のIOLがAaron Donaldを始めとしたDT陣を抑え込むことがほぼ出来ていませんでした。OLの組み合わせを試合中に変えていることが原因かもしれません。ただ、次戦にはおそらくRTのLucasが、Week 1以来の出場ができると思うので、そうなれば少しは改善できるかもしれません。
・Run Defense
ここ最近の試合と変わらず、ランで10 yds程度取られることが何回かありました。特に、Outsideへのランでビックゲインを出されることが多いように思えます。次戦の49ersは、外側へのランを多用してくるため(Deeboのランも含む)、少し心配な要素です。
・Pass Defense
Week 1からは、明らかに良くなっていることは証明されましたが、反則が非常に多いです。特に、3rd downでの反則が多くなっていて、それが点に繋がってしまっているケースも多いです。ただ、エンドゾーン内でのWitherspoonのDPIは、NacuaがBrooksに引っかかって転んだだけなので明らかに誤審です(解説のBarberさんもBad-callと言っていました)。
Seahawks lost cause of Puka tripping on himself. With a flag @NFL pic.twitter.com/KnrwvlT82l
— Sports ON Tap Seattle (@SeattleONTap) 2023年11月20日
Riq Woolen sniffs out the trick play and gets an INT!
— NFL (@NFL) 2023年11月19日
📺: #SEAvsLAR on CBS
📱: Stream on #NFLPlus https://t.co/jckqnJwdb2 pic.twitter.com/FLDgC7zPdJ
・D-Line Rush
パスラッシュは、比較的かかっていたと思います。特に、Blitzが非常に効果的に発揮されていたと思います。
・Special Team
Myersは、50 yds以上を2本決めましたが、最後の55 ydsは決めきれませんでした。
また、3本目のFGでLSのChris Stoolのスナップが若干高くなりましたが、Dicksonが素早く対応して、決めることができました。
3. まとめ
正直、試合が始まってからは勝てると思っていたので、その分ショックが大きいです(前半終了時Week 1と同じく13-7だった時は、一瞬まさかとは思いましたが...)。
しかし、次戦は金曜日(現地はThanksgiving Day)と、もうすぐです。相手は、調子に乗ってきた49ersなので、勝てる気はしないです。
おそらく、GreenのColor Rushユニフォームになると思います。