今回は、11月6日(現地11月5日)に行われたSeahawks vs Ravens のゲームのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
Seahawks |
0 |
3 |
0 |
0 |
3 |
Ravens |
0 |
17 |
13 |
7 |
37 |
試合は、3-37でRavensが勝利しました。
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り
・Run Offense
ランを出すことは、シーホークスが勝つための一つの鍵とでしたが、結果的に出すことはできませんでした。試合中に解説のRomoさんも言っていましたが、最初の2ドライブ以降、そもそもWalkerにタッチをさせる回数がほとんどありませんでした。スタッツ的にも、キャリーが9回でパスターゲットが2回だけでした。
確かに、この試合はランを出しても、ほとんどゲインがありませんでした。ですが、ランを出し続けなければ、OCのWaldronが武器としているプレイアクションを有効に使うことができません。実際に後半になると、プレイアクションであってもディフェンスにパスであると読まれていたため、ほとんど完璧にカバーされていました。そのため、ランを出さなかったことが、パスが決まらなかったことに影響したと思います。
・Pass Offense
今週の試合では、Genoがシーホークスの先発になってから初めて、パスの成功率が50%を下回りました。また、Passer Ratingが50点を下回った(今日は49.3)のも初めてで、QBRが10点台(今日は14.5)というのも初でした。
パスオフェンスが悪かった原因は、Genoが良くなかったということもあるかと思いますが、全体的にRavensに力負けしていたことだと思います。レシーバー陣もRavensのCB陣に対して、オープンになれたことは少なく、苦労していました。オープンになっていた時でも、プロテクションが持った時やショートパスの場合がほとんどでした。
Genoはカバーを読みきれずにINTを投げてしまう場面がありました。これで、"Geno" Stoneに今シーズン6つ目のINTを与えてしまいました。また、ブリッツが来ていない状況で、ボールを持ちすぎてしまうことが多かったです。ターゲットが空いていないことによるものですが、ポケット内に留まりすぎてサックを受けてしまうことが何回もありました。しかし、後半には、ポケットの外に早く動いたり、チェックダウンに投げるなど改善も見られました。
GENO TO GENO! - Jim Nantz
— NFL on CBS 🏈 (@NFLonCBS) 2023年11月5日
Geno Stone picks off Geno Smith pic.twitter.com/lnav9iiimC
・Protection
この試合では、合計で4サックをRavens ディフェンスに与えてしまいました。特にBrownやLewisが、Madubuikeを始めとする強力DT陣に対して、なかなか厳しい状況となっていました。特に、ブリッツの入ったシチュエーションでは、インサイドから漏れてしまうことも何度かありました。
ですが、ブリッツがかかっていない状況では、パスを投げるのに充分な時間は稼げていたと思います。また、Crossは比較的良いパフォーマンスだったと思います。
・Run Defense
この試合のトータルで、298 yds走られる結果になりました。その中でも、ルーキーでこの試合がキャリア初キャリーだったMitchellに138 yds 1 TDと大活躍でした。第4Qに気持ちが切れていたとしても、200 yds以上走られているのは許容できるものではありません。
これだけ走られたのには、やはりLamar Jacksonの存在が影響したと思います。Jacksonは、今季1試合あたりのランは50 yds程度だけでしたが、この試合では前半だけで60 yds走りました。そのため、第2Q以降は、常にランプレイではJacksonをマークせざるを得なくなっていたように思えます。MitchellのTDランの際には、セーフティだったAdamsが、どちらにハンドオフしたのかを判断しているうちに、Mitchellに通り過ぎられてしまったといいうこともありました。
FIRST CAREER TOUCHDOWN FOR @_KeatonMitchell ❗
— Baltimore Ravens (@Ravens) 2023年11月5日
Tune in on CBS! pic.twitter.com/G20hxbg8Fc
・Pass Defense
いい守備もあったものの、Ravensのレシーバー陣を止めることはできませんでした。WoolenやWitherspoonは、OBJやAndrewsに対して、守り切ることができていませんでした。
.@OBJ scores his first TD with the @Ravens on his birthday!
— NFL (@NFL) 2023年11月5日
📺: #SEAvsBAL on CBS
📱: Stream on #NFLPlus https://t.co/d4RDZpcMkc pic.twitter.com/lerdCwq4y0
ただ、その中でもTre Brownはレシーバー陣に対していい守備ができていたと思います。パス守備の他にも、OBJからファンブルを誘発するなど全体的にいいパフォーマンスでした。
A @T_Brown25 forced fumble leading to a @bwagz recovery. pic.twitter.com/5V6MHVR1o1
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2023年11月5日
・D-Line Rush
試合全体を通して、パスラッシュはあまりかかっていませんでした。そもそもパスラッシュをする回数が少なかったですが、それでもパスラッシュが完璧にかかったのは1回だけでした。特に、TaylorやDre'Mont Jonesは多くスナップを得ていましたが、ほとんど活躍できませんでした。また、今週加入したWilliamsは50%以上のスナップは得ましたが、加入から1週間も経っていないこともあってか、目立った活躍はできませんでした。その中でも、Mafeは6試合連続サックを決めるなど安定したパフォーマンスでした。
Mafe continuing to be a FORCE.
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2023年11月5日
📺: CBS pic.twitter.com/4rUsqFIMTf
また、ランプレイでもDLが押し込まれることが非常に多く、ランストップが得意なNwosuがシーズンエンドになったことが大きく響いています。
・Special Team
Myersは、33 ydsのFGを決めました。Bye Week明けの4試合は、ミスなしとなっています。また、昨年のWeek 3以降、24試合連続でFGを最低でも1回は成功させ続けています。
3. まとめ
今週は、Ravensが強すぎたという結果でした。
来週は、HomeでCommanders戦なので、しっかり落とさずに乗り切りたいところです。