今回は、11月25日(現地11月24日)に行われたSeahawks vs CardinalsのゲームのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
ARI |
0 |
3 |
0 |
3 |
6 |
SEA |
0 |
7 |
6 |
3 |
16 |
試合は、16-6でシーホークスが勝利しました。
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り(オフェンス)
前半は、サックを受ける場面が多く、ドライブを続けることに苦労していました。これは、今までもあったことですが、少し原因が変わっているように思えます。
この原因としては、逆にOLのプロテクションがやや良くなったことだと思います。
それにより、GenoがOLを信頼して、ボールを持ちすぎるようになったことで、その間にポケットを囲まれて逃げられずにサックを喰らうシーンが増えました。逆に、今までよりもポケットがクリーンに保たれることが増えたため、時間をかけてパスを投げられるようにもなっています。
その証拠としては、Time to Throw(投げるまでの平均時間)が、今週は最長の3.24秒となりました。今季の平均は、2.81秒なので、シーズン前半よりも1つのパスあたり0.5秒程度長くなっています。
また、Genoがブリッツ時に強いため、相手のディフェンスが、ブリッツをあまりかけないようにしていることも、影響していると思います。
これにより、ターゲットが見つからない場面が増えたことで、長く持つようになっています。
もちろん、OL自体は多くのプレッシャーを与えていますが、Bye前よりは良くなっていると思います。
・QB
Genoは、一つインターセプトがあったものの、それ以外は良いプレイが多かったです。
・RB
この試合のWalkerは、Walkerらしい粘りのプレイが多く、見応えがありました。
It's Kenneth 𝙎𝙠𝙮-Walker from now on. pic.twitter.com/ZfZPHgbOUa
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年11月24日
・WR
またしても、JSNがチーム内のレシーブ回数、レシーブ獲得ヤードでトップになりました。
直近3試合でのレシーブ獲得ヤードの367ヤードは、1984年のSteve Largentに次ぐ、チーム歴代2位の記録です。
JSN breaks through for 46 yards! pic.twitter.com/3MAsXnXcp5
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年11月24日
JSN finishes off the drive. 🔥
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年11月24日
TD @jaxon_smith1! pic.twitter.com/9apUWKfotm
・OL
パスプロテクションは、改善してきているものの、ランブロックは依然として良くないことには変わりありません。
試合途中でRGのAnthony Bradfordが負傷退場したことで、ルーキーのHaynesに久々の出場機会が回ってきました。
Bradfordの怪我次第では、今後も出場機会が多くなるかもしれません。
3. 試合振り返り(ディフェンス)
Cardinalsオフェンスの鍵である、ラン攻撃を完全に抑えたことが大きいと思います。
James Connorに限って言えば、僅か7回8ヤードに抑えました。
昨年は、1試合で150ヤードも走られていて、Connorのキャリアハイ記録でもあります。しかし、今年は、ルーキーシーズンの2017年を除けば、キャリアローの成績に抑えました。ここから見ても、昨年との比較ではありますが、今の布陣がかなり良いのが分かると思います。
ちなみに、Connorが平均1.1ヤード以下だったのは、Connorが2回以上走った試合では初です。
そして、Kyler Murrayも僅か9ヤードに抑えました。
これによって、Cardinalsのオフェンスの幅が一気に小さくなったと思います。
また、Pick-6を奪った4th &1でも、わざわざリスクのあるプレイアクション(RPOかも)を取らざるを得ない状況に追い込むことが出来ました。
パスラッシュに関しても、非常に良かったです。
CardinalsのOLから5サックを奪いましたが、Murrayが5サック以上を喰らったのは、ここ2年間で初めてのことです。
プレッシャー率も42%と良く、4-man Rashでも十分プレッシャーをかけれています。
やはり、ラン守備やパスラッシュにおいての向上は、DL補強やシーズン中の改善が上手くいっているという証だと思います。
・DL
この試合のMVPは、Leonard Williamsでしょう。2.5サックを始め、キャリアハイの3TFL、4QB Hit、そして20%以上のパスプレイでプレッシャーをかけるなど大活躍でした。
また、レビューで覆ったためインコンプリートになりましたが、2QでMurrayからファンブルを誘発させていました。
.@Seahawks @@AZCardinals @leonardwilliams Big Cat. Only getting better. Seahawks defense on every level getting "right" at the right time #BaldysBreakdowns pic.twitter.com/xU6NknSEVt
— Brian Baldinger (@BaldyNFL) 2024年11月25日
Mafeは、今シーズン5個目となるサックを決めました。
これで、5サックに達したのは、Hall、Williamsに続いて3人目になりました。
・LB
Tyrice Knightは、この試合でキャリア初サックを決めました。
First of many sacks for #Seahawks Tyrice Knight!
— HawkMania (@hawkmania4) 2024年11月24日
[🎥: NFL on FOX] pic.twitter.com/5ECkpRixyq
このプレイは3rd down 14でしたが、6-man Blitzをかけるマクドナルドらしい強気のディフェンスでした。
・CB
Witherspoonは、この試合でも大活躍でしたが、Pick 6を奪ったプレイでの動きが素晴らしかったです。
Connorに一度は反応したものの、すぐにMurrayに方向転換し、プレッシャーをかけてミススローを誘いました。
Devon Witherspoon
— Benjamin Solak (@BenjaminSolak) 2024年11月25日
1: recognize the fake (insanely hard to do on 4th and short)
2: turn and beat Kyler Murray to the corner (insanely hard to do in general)
3: taunt Kyler after pick
4: block James Conner on pick-six return
5: taunt Conner
6: get unsportsmanlike conduct flag pic.twitter.com/lddl7waHIs
・S
Coby Bryantは、今季(キャリア通算)2個目のINTが、試合を決めるPick-6となりました。そして、TDセレブレーションは、Marshawn Lynchのセレブレーションをオマージュしたものでした。
COBY BRYANT PICK-6 IN SEATTLE!
— NFL (@NFL) 2024年11月24日
📺: #AZvsSEA on FOX
📱: https://t.co/waVpO8ZBqG pic.twitter.com/xVFRwEbk70
・ST
Myersは、試合を決める50ヤードのFGを決めました。