今回は、10月21日(現地10月20日)に行われたSeahawks vs Falcons のゲームのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
SEA |
3 |
14 |
7 |
10 |
34 |
ATL |
0 |
7 |
7 |
0 |
14 |
試合は、34-14で、シーホークスが勝利しました。
3連敗を止め、約1ヶ月ぶりの勝利です。
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り(オフェンス)
オフェンスは、前戦の反省を上手く活かせていたと思います。
それは、ランを多く出したというよりも、主にラン使い方やゲームプランの組み立て方がうまくいった結果だと思います。
実際に、試合前に作ったプランが反映される前半のランパス比は、前戦とあまり変わりません。
*(スクランブルやサックはパスプレイなので、パスとカウントしています)
ラン:パス(パス/ラン)
Week 1 9:15 (1.7倍)
Week 2 7:22 (3.1倍)
Week 3 10:20 (2倍)
Week 4 5:25 (5倍)
Week 5 2:15 (7.5倍)
Week 6 10:18 (1.8倍)
Week 7 9:24 (2.7倍)
Week 4とWeek 5は除いて、それ以外とは大差ありません。
後半は、状況によって偏りが出るので、1試合トータルのランパス比は考慮しません。
ラン比率は変わりませんでしたが、ランの出し方やプランが、先週とは大きく違いました。
先週は、その前の2週間の反省を活かし、ランを多くすることだけにこだわってしまいました。その結果、オフェンスが停滞する原因を新たに作り上げてしまいました。
特に、前半の1st downでは、5回中5回がランで、獲得は僅か5ヤードでした。
⤴︎詳しい内容は上の記事から
一方で、この試合では、前半の1st downで、ランは5回中1回だけでした。
鍵は、ランではなく、それをさらに活かすためのプレイアクションやスクリーンパスを多く使ったことだと思います。
先週の試合では、プレイアクションはほとんど使っていませんでしたが、この試合では、いきなり最初のプレイで使ってきました。
また、3TE+Boboというラン確定のフォーメーションでプレイアクションをするなど、ランシチュエーションでもランに絞らせないようにする対策を施していました。
・QB
Genoは、大きなミスのない良いパフォーマンスでした。2個のTDパス共に、プレッシャーのかかった中で、決め切りました。
Kenneth Walker III has his second TD!
— NFL (@NFL) 2024年10月20日
Big day for the birthday boy.
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また、Genoが目の付近を切って応急処置を受けている間に、Sam Howellが1スナップだけ出場しました。
・RB
この試合の日(10月20日)に誕生日を迎えたWalkerは、2TDの大活躍でした。試合前日に風邪を引いて、出場が危ぶまれていましたが、何とか回復したようです。
Kenneth Walker III scores on his birthday!
— NFL (@NFL) 2024年10月20日
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・WR
DKがこの試合でも大暴れでした。
しかし、Grade 1(軽い)の膝の捻挫を負ってしまい、来週の試合の出場が危ぶまれています。マクドナルドHCは、出場の可能性はあると明言していますが、そこまで高くはないと思います。
GENO TO DK.
— NFL (@NFL) 2024年10月20日
Clutch TD with 4 seconds left in the half.
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JSNは、レシーバーとしては活躍できませんでしたが、トリックプレイで貢献しました。多少強引なパスでしたが、DKの好キャッチに救われました。
This JSN to DK connection was WILD.
— NFL (@NFL) 2024年10月20日
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Boboは、一つ痛いドロップがありました。
・TE
Fantは、2試合連続で60ヤードを獲得しました。
・OL
FalconsのDLはあまり強くなく、その中で50%のパスプレイでプレッシャーを与えてしまったのはあまり良い数字ではありません。
ただ、GenoのTime to Throw(投げるまでの時間)が、3.09秒とかなり遅かったことや、ランブロックは安定していたことも考慮しなければなりません。
D II出身で6巡ルーキーのMichael JerrellがRTで初出場しましたが、思ったよりも良いパフォーマンスでした。パスプロでは4つのプレッシャーを与えましたが、ランブロックは非常に良かったです。次のBills戦では、George Fantが戻ってくる可能性もあるので、誰が先発するかも見ものです。
RG争いでは、BradfordとHaynesのどちらも、パスプロではプレッシャーを与えず、互角の結果でした。
3. 試合振り返り(ディフェンス)
ランディフェンスでは、相変わらず不安の残る結果になりました。
前半だけで116ヤードを走られてしまいました。特に、先週に引き続き、アウトサイドへのランで大きくゲインを許していました。
Bijan Robinsonは、OTの外側へのランを非常に得意としているので、試合前から狙ってくると思われていましたが、その通りになりました。
一方で、パスカバーは非常に良かったです。
試合前練習では、OCBがWitherspoonとPritchett、SlotにはCobyが入っていました。
しかし、試合では、OCBにPritchettやJobe、SlotにはWitherspoon、そしてSにCobyが入りました。
OCBに入った2人は、大きなミスもなく、安定していました。
・DL
Byron Murphyが怪我から復帰し、Roy Robertson-Harrisがトレードで入ったことで、かなりデプスが厚くなりました。
これによって、先週まで固定化されることが多かったローテーションが、上手く回るようになっていました。
・EDGE
Dre'Mont Jonesは、1サック、4 QB Hit、1PD、2TFLと大活躍でした。昨年から使い方を変えて、正解だったように思えます。3試合に1回ぐらいはこの活躍をしてくれないと、契約の元が取れないので、このまま継続して欲しいです。
また、怪我からフルで復帰したMafeが、CousinsからFFを奪い、HallがリカバーしてTDに繋げる、素晴らしい連携プレイを披露しました。
THAT'S A DEFENSIVE TD!!! pic.twitter.com/O3atYPnaM7
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年10月20日
・CB
Nahemiah Pritchettは、この試合がプロ初先発でした。大きなミスは無かったものの、パスは常に通されていた印象です。
また、PSから昇格したばかりのJosh Jobeも、今季初出場でいきなり先発となりましたが、2つのPDをマークするなど良い出来でした。
Witherspoonは、いくつかタックルミスがありましたが、その分良いプレイもありました。
・S
Loveとセーフティーとして初先発になったCoby共に、タックルが非常に良かったです。
Picked off by LOVE! pic.twitter.com/a0WHSc1dW6
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年10月20日
COBY 🎱
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年10月20日
The third takeaway from our defense! pic.twitter.com/DCMYrJXgG1
・ST
先週までの不安定ぶりとは打って変わった安定したパフォーマンスでした。
Myersは、59ヤードのロングFGを決めました。
The longest field goal in Mercedes-Benz Stadium history at 59-yards 🔥
— FOX Sports: NFL (@NFLonFOX) 2024年10月20日
📺 FOX pic.twitter.com/QTwRDiUn1J
また、Dee Williamsも、キックオフ、パントリターン共に良いリターンが一つずつありました。