Week 8 Seahawks vs Bills Review

 

 

今回は、10月28日(現地10月27日)に行われたSeahawks vs Bills のゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 



 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

BUF

7

7

10

7

31

SEA

0

3

0

7

10

 

試合は、10-31でBillsが完勝しました。

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

この試合では、レッドゾーンでの致命的なミスが多かったです。

 

 

1つ目は、センターのConnor Williamsのミススナップです。ゴール前の2nd downで、TDを取れる可能性はかなりありましたが、それを全て消してしまいました。雨で滑りやすかったこともあるとは思いますが、やってはいけないミスです。また、Genoの頭上に大きく飛ばしてしまったため、大きなロスに繋がった他、ターンオーバーになる可能性もありました。

 

Dolphins時代にも、重要な場面でミススナップをしたこともあり、今後も心配が残る内容です。

 

 

2つ目は、4th down goalで、Genoの足をセンターのConnor Williamsに踏まれて、転んでしまったことです。このようなことは、よく起きるミスの一つですが、このような場面では絶対にやってはいけないミスです。これで、4th downギャンブルを無駄にしてしまったには、非常に勿体無いです。

 

 

 

オフェンス自体は、最初の2ドライブはスローな立ち上がりでしたが、その後は上手く進み始めていました。

 

 

ただ、ランプレイでは、読まれているかのように、CBやLBがアグレッシブに上がられて、スクリーメージライン付近で止められることがほとんどでした。

おそらく、ランを意図的に出そうとし始めたWeek 6あたりから、フォーメーションやモーションなどで、ランと分かってしまうような基本的なコンセプトのランが増えたため、ディフェンスが簡単に読めるようになったのだと思います。

 

そのため、もう少しプレイアクションやエンドアラウンドなどを使っていく必要があると思います

実際に、先週や今週の試合では、プレイアクションを使った場面の多くで、上手く決まっています。しかし、プレイアクション率はかなり低く、まだまだ増やしていくことができます。

 

来年以降は、ランゲームコーディネーターを雇う必要があると思います。

 

ただ、OLが崩壊していることなども理由にあり、このようなことをしても出ないのであれば、ランゲームは捨てることも考慮に入れて良いと思います。

 

 

 

 

 

 

QB

 

Genoは、DKがいなかったこともあり、ターゲットを探すことに苦労する場面が多かったです。そのため、タイトウィンドウに投げざる負えなくなり、INT未遂も幾度かありましたが、仕方ない部分もありました。

 

また、Walkerへのスクリーンパスで、INTを投げてしまいました。ボールの軌道や勢いを考えると、プレッシャーをかけたCasey Toohillにチップされていたと思います。ただ、プレッシャーを受ける前提のプレイでしたが、あそこまでプレッシャーが来ていたら、投げ捨てなどの選択肢もあり、Genoの責任と言えます。

 

 

 

RB

 

既に述べましたが、この試合では、WalkerCharbonnetがランでゲインすることができない状況でした。ハンドオフを受けて時点では、既に囲まれているかOLが漏らしまくっている状況でした。

 

 

 

WR

 

DKが怪我でいなかったため、LockettSmith-NjigbaBoboがメインで出ていました。全体的に、ディープのルートはそもそもあまり走らせていないようでした。

 

Smith-Njigbaが、メインのターゲットとなり、6レシーブ69ヤードでした。

 

一方で、Lockettは、CB相手にほとんどセパレートを取ることが出来ていませんでした(平均よりかなり低い)。

 

 

 

OL

 

この試合のランゲームが出なかった原因はOLにもあると思います。

 

特に、RTのMichael Jerrellは、かなり厳しい内容でした。RT4番手の6巡ルーキーにとっては、強力なBillsのDLは過酷な相手でした。

 

また、CのConnor Williamsは、プロテクションはそこそこでしたが、大きなミスが2つありました。

 

全体的に、OLのスキル不足が露呈した結果だったと思います。

 

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

 

この試合では、プレッシャーがかかる前にJosh Allenが投げてしまったり、スクリーンなどで外を使う場面が多かったです。そのため、プレッシャーをかけること自体ができない、もしくはブリッツなどをしても無駄になることが多かったです。

 

実際に、この試合でJosh Allenの平均のエアーヤード(飛距離)は6.3ヤードで、シーズン全体の8.4ヤードと比較すると短いです。

 

また、プレッシャーをかけても、ポケットの外に逃げられてしまう場面も多く、サックには繋げられませんでした。

 

そして、ブリッツやLBが中央にまとまっている場面で、スクリーンを用いていて、10ヤード近いゲインを幾度か許しています。このようなプレイでは、CBがレシーバーに完璧にブロックされるか、タックルミスをしていて、最終的にはCobyErnest Jonesがタックルしていました。

 

 

ランプレイでも同様で、穴が開くまで待って突破される場面が多く、DLが仕事を出来ずに出来ずに、CobyJonesDodsonがほとんどを仕留めていました。

 

 

 

 

DL

 

この試合で良かったのは、Byron Murphyでした。

特に、ランプレイやスクリーンで、堅実なプレイを繰り返していて、DLで唯一目立っていました。

 

 

EDGE

 

Mafeは、一度Allenをサックをしましたが、反則で取り消されてしまいました。

 

Hallは、TDにつながるRoughing the Passerの反則をしてしまいました。それだけでなく、説教をしたJarran Reedとサイドラインで喧嘩になり、Assiatant HCのLeslie Frazierに止められていました。ちなみに、フィールド上で言い争っていた時には、敵チームのOTのDion Dawkinsに止められていました。

 

 

 

LB

 

新加入のErnest Jonesは、いきなり15タックルと活躍しました。慣れてくれば、より良くなっていくでしょう。

 

 

 

CB

 

Woolenは、Keon Colemanとの競り合いで今季初のTDを献上しましたが、全体的に押さえ込んでいたことには変わりなかったです。

 

Josh Jobeは、自身キャリア初、そしてAllenにとっては今シーズン初となるINTを奪いました。しかし、全体的には、穴になってした。INT前後に関わらず、Allenは常に狙われていて、ビックゲインに繋がることも多かったです。

 

Tre Brownは一応Activeにはなっていましたが、1スナップも出ておらず、実質Inactiveでした。来週は、Jobeに変わって先発になると思います。

 

 

 

S

 

Loveが目立たなかった一方で、Cobyは2試合連続で良い活躍をしていました。タックルが非常に堅実でしたが、パスカバーでもエンドゾーンでTDを防ぐカバーをするなど、素晴らしかったです。

このままの活躍を続けられれば、JenkinsがIRから戻ってきても、プレイ機会をそこまで減らさずに済むかもしれません。

 

 

 

ST

 

この試合では、Michael Dicksonのパントが素晴らしく、一回平均61.4ヤードと飛距離も十分でした。Billsのリターナーが無理してリターンしていたようにも見えましたが、リターンもあまり許していませんでした。

 

 

一方で、Dee Williamsは、今季2度目パントの落球を喫しました。試合結果には関係ないところでしたが、許されるミスではありません。

いくらリターンが良いと言えども、1年で2回は流石に厳しいです。もしかすると、早くて来週から交代させられる可能性もあると思います。