Kalen DeBoerのAlabama大の新HC就任について…

 


今回は、ワシントン大のHCであったKalen DeBoerが、Alabamaの新HCに就任したことに関して、ワシントン大のファンとして個人的な感想を述べたいと思います

 

 

この記事を開いた方でも、この出来事を知らない人や興味がない人も多いかと思います。

 

またこれは、あくまでも個人的な感想や思いを綴ったものなので、興味がなければ続きは見なくて結構です。

 

 



 

 

 

 

 

 

まず、率直に感想を言うと、”悔しい”という気持ちが強いです。ましてや、Alabamaへと行ってしまうということが、より強くしました。

 

ただ、一方で、DeBoerさんに対しての負の気持ちは全くありません。逆に、今までの”感謝”の気持ちが強いです。また、悔しいという気持ちが現れるのも、”今まで貢献してくれて、これからも残って欲しい”という思いがあるからこそだと思います。

 

それは、もちろん、National Championship という舞台にチームを持って行ってくれたからです。たとえ、そこで負けていてもです。

 



 

 

 

私は、2020年のJimmy LakeがHCを務めた年からのファンなので、歴は長くはありません。

 

ただ、2021年の4勝8敗のシーズンを経験しました。

正直、こんなに弱いチームなんかより、Pullmanの方のチームに鞍替えしようかとも考えました。

ただ、どうしてもApple CupでのHusky Stadiumに旗を立てた行為が許せず、鞍替えは我慢しました。

(*鞍替えは本気で考えていたのではなく、頭の片隅にあっただけですが、あの行為に腹を立てたのは本当ですw)

 

その試合では、将来エースQBを務めるであろう、5⭐️True Freshman QBのSam Huardが初先発したものの、3 INTsを投げるなど乱調でした。

この試合を見て、この先数年で、NY 6 BowlましてやCFPなど、行けるとも決して思っていませんでした。

 

 

 

 

その翌年、UWはDeBoerを新HCに迎え入れました。

この時は、まさか、たった2年であの状態から、Houstonまで行けるとは微塵も思っていませんでした。正直、Bowl Gameに行ける状態まで、まず戻して欲しいくらいにしか思っていませんでしたし、期待もそれほどしていませんでした。

 

それが、たった2年でHoustonまで導いてくれたことには、”感謝”しかありません。

PenixやOdunzeといった優れた選手のおかげももちろんありますが、DeBoerさんには1番感謝しています。

また、引退も考えていたPenixをチームに呼び寄せてくれたのもDeBoer

 

 

 

 

 

「確かに2年間の功績はあっても、それでもチームを捨てて、Alabamaに行ったのだから裏切りだ。」といった声も、一部のアメリカ人から聞かれます。

 

もちろん、それは人それぞれの感じ方や意見を持っているので、それはそれで居て当然だと思います。

 

私はその時ファンでなかったので詳しくは分かりませんが、2013年にSarkisian(現Texas大 HC)が今回と似たようなパターンで移籍した例もあり、またかと思っているのかもしれません。

 

もし、今年のUWがDeBoerの1年目のような状況であれば、そのように思っていたかもしれません。

 

 

「Dan Lanningのように、残留を発表してほしかった」とは、正直思いました。

 

 

ただ、DeBoerには、上記のような状況は当てはまらないと思います。

そもそも、彼のような素晴らしいHCに巡り会えたということが奇跡で、そしてHoustonに行けたという奇跡を持ってきてくれたのです。

 

 

このような場所に連れていってくれたDeBoerさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。たとえ、4日後にAlabamaに行って、チームを捨てていったとしてもです。

 

 

 

 

 

確かに、Alabamaに対して、F*ck Alabamaという思う気持ちには変わりありません。

ですが、私は、彼がAlabamaでDynastyを築き、名将として名を轟かせてくれた方が嬉しいです。

 

なぜなら、彼は、UWを頂点まであと一歩のところまで導いてくれた恩人だからです。(今は、底辺まであと一歩ですがw)

 

 

 

実際、今後NIRといったビジネス要素が強くなっていくCFBで、より強いチームと弱いチームの差が開き、頂点に立てるチームが絞られていくと考えています。

 

その中で、UWがNational Championship まで行ける機会があるのでしょうか? 

そして、それは何十年後でしょうか?

 

そのような中で、National Championship まで行けることは快挙であり、そこまで行けた今シーズンは、UWの歴史に残る1年と言えると思います。

そして、そこまで導いたのはDeBoerさんなのです。

 

 

 

 

 

在籍したのが2年だけであっても、4日後に憎いAlabamaに行っても、その事実には変わりありません。

 

 

 

 

長くなりましたが、ここまで書いても、”悔しい”という気持ちが大きいことには変わりありません。

 

また、このニュースを初めて見た瞬間は、とてもショックでした。(この2日前のシーホークスのCarroll HCの引退よりも、何倍もショックでした)

 

ですが、DeBoerさんに対しては、1ミリも負の感情はありませんでした。それは、ここまで書いてきたことが示していると思います。

 

 

 

 

彼の決断に完全に賛成できるわけではないですが、決断自体には尊重したいし、新天地で頑張って欲しいです。

 

また、彼の立場になって考えた時に、50歳という年齢で、ましてやAlabamaという頂点ともいえるSECの中でも頂点のチームのHC職が得られるというチャンスは、2度と来ないかもしれません。というか、もう一度来るとは考えずらいです。

 

私が同じ立場だったら、金額は置いておいて、このCFBのコーチ界のトップともいえる立場を、簡単にNoとは言えないと思います。(というか、恐らくYesと言ってしまう)

 



 

 

10年後くらいに、DeBoerさんが率いるAlabamaとNational Championshipで戦えたらいいなとも少し思っています。(ただ、Alabamaは嫌なので、Georgiaあたりに行ってくれるとありがたいですw)

 

 

ざっと書いたので、まとまりがあまり無いですが、言いたいことは、このようなことがあってもDeBoerさんには感謝しているということです。とにかく、2年間ありがとうということです。

 

 

 

残っていたら、感謝してもしきれなかったでしょうが…