Week1 Seahawks vs Rams Review

こんにちは‼️ しゅうまい12です



今回は、昨日(現地910)に行われたSeahawks vs Rams のゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

基本的に試合展開は載せずに、振り返りを重視しています。

 

 

 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

LAR

7

0

10

13

30

SEA

3

10

0

0

13

 

試合は、30 -13 Rams が勝利しました。

 

ESPNのスタッツ

www.espn.com

 

ハイライト

youtu.be

 

 

 

2. 試合振り返り

 

前半は、特別良くもなかったですが悪くもないパフォーマンスでした。しかし、後半になると状況は変わり、シーホークスの穴を全てつかれたかのような感じになりました。

 

 

Run Offense

 

前半のWalkerのランは、ロスもほとんどなく素晴らしい出来でした。2つほど10 ydsを越すプレイもあり、前半だけで50 ydsをオーバーしていました。しかし、後半はランの機会がそもそも少なく評価できませんでした。RBに関しては、悪くなかったと思います。

 

 

Pass Offense

 

前半はショートパス中心で、慎重なオフェンスでした。パスラッシュを恐れていたのかわかりませんが、消極的なようにも思えました。RBへのDirect SnapからGenoへ渡されたパスプレイも、ラッシュが来たからかもしれませんが、Boboが完璧に空いているにも関わらず投げれませんでした(決めていればTD)

 

後半になると、次で詳しく述べますがOT2人の怪我があり、常にプレッシャーを感じる状況でした。これもあり、パスがまともに決められなくなりました。徐々にMetcalfもフラストレーションを溜めていきました。

 

また、Waldronの後半のアジャスト能力の低さもあると思います。これは、彼がOCになった初戦のColts戦からあり、3年目になっても変わりません。ここで完璧に、ラムズDCMorrisMcVayに劣っていました。

 

 

Protection

 

前半は、何回かラッシュが来ることもありましたが悪くはありませんでした。しかし、後半になりすぐにCrossとLucasという先発OTの2人が怪我してしまいました。その後は、Aaron Donaldに留まらずほぼ全てのスナップでプレッシャーがかかっていました。

 

 

Run Defense

 

心配されていた所でしたが、Bobby Wagnerの加入などで、全体的には良かったです。特にAkersには、22 Carries29 ydsと抑え込みました。一方で、ゴールライン前ではいつものように粘り切ることができませんでした。

 

 

Pass Defense

 

昨日のゲームで、一番酷かったのがここでした。まずは、CB及びS陣です。試合前から懸念されていたLCBが、やはり狙われていました。特にTre Brownが良くなく、Atwellに一発喰らうなどMan-to-Manで苦労していました。また、Loveもパスカバーではやられていました。主にRun Stopが得意な選手なのである程度は仕方ないですが、それにしてもやられ過ぎでした。逆に、WoolenDiggsなどにはそもそもほとんど投げられず、徹底して穴を突かれてしまいました。

 

そして、相変わらず中央や手前のパスに全く対応できていませんでした。これは、今日だけの話ではなく数年前からずっとある問題です。Wagnerが移籍する前からある問題で、ある意味Seahawksディフェンスの構造的な問題です。Seahawksは主にCover-3かつDiggsが深く守っているため、LBDLの裏からスクリメージの15yds後方までカバーしなければなりません。そのため、LBが後ろを守るとDLの裏がガラ空きになり、手前を守ると、スクリメージから10yds後方付近が空いてしまいます。

 

今日の試合ではそこをひたすら攻められた形になりました。それを防ぐためには、Man-to-Manを敷く必要があります。しかし、この試合でも後半Man-to-Manをいつも以上にやった結果、Tre Brown, Coby Bryant, Julian LoveといったMan-to-Manが苦手な選手を攻められ、逆に今までCover-3で止めていたDeep Passが通るようになってしまいました。

 

これを解決できる方法の一つが、次に述べるD-Lineです。ディフェンスが強いチームは、どこでもそうですがD-Lineのパスラッシュが強いです。パスラッシュが強いと、相手QBにプレッシャーを与えることももちろんですが、LBなどもラッシュがかかることを前提に積極的にプレイできます。例としては、49ersWarnerです。チェックダウンなどに対して投げる前から素早く動いて、パスを決められてもすぐタックル出来ています。しかし、WagnerやBrooksなどのSeahawksのLB陣は、チェックダウンが出てきてもラッシュがかかっていないため後ろのパスも警戒し続けなければなりません。その結果、チェックダウンのパスでも、ランアフターキャッチで10 yds以上稼がれることも少なくありません。

 

 

D-Line Rush

 

前で長く述べましたが、鍵はDLにあると思います。この試合では、Run Playではしっかり押せていてEdge陣も良かったですが、Pass Rushが全くかかりませんでした。QB-Hit2つでSack0でした。昨年のRams戦では、1試合で5サックほどしていたはずなので、大きな問題です。確かにQBはスタッフォードになりOGを補強したものの、スタッフォードが長く持っているシーンも多くあり、これだけが原因とはとても思えません。

 

私自身は、ここがディフェンスの最も大きい問題だと思いますDLPass Rushが昨年レベルまで戻らなければ、パスディフェンスが改善することはないと思います(Witherspoonが戻れば少しは改善するかもですが)。また、Adamsが戻って来れば、Pass Rushという面からしても良い影響を与えてくれるかもしれません。

 

 

Special Team

 

Myersは一本外しましたが、隔年でくる悪い年なのである程度は外すものとして諦めましょう。

 

 

 

3. まとめ

 

長く書いたのでまとめると、

 

オフェンスは、怪我人やアジャストなどの選手個人の能力ではない問題が多いです

 

一方で、ディフェンスは、戦術的なこともありますが、個々の能力が足りず力負けしています。

 

オフェンスはなんとかなるかもしれませんが、ディフェンスはすぐに改善することは難しいので、少なくともBye Weekくらいまでは苦しい状況が続くと思います

 

 

来週は、開幕戦でChiefsを破ったLions戦です。

 

現時点ではLionsがとても有利な状況です。