現時点でのHeisman賞候補 (Week 5終了時点)

こんにちは‼️ しゅうまい12です

 

今週は、SeahawksBye Weekということで、カレッジの話題を取り上げようと思います。

 

今回は、現時点(Week 5終了時点)でのHeisman候補を挙げていきたいと思います。

 

 

こちらのESPN Heisman Trackerがおすすめです!!

https://www.espn.com/espn/feature/story/_/id/38083662/2023-heisman-trophy-candidate-tracker-rankings-stats

 



 

 

 

1. Heismanとは?

 

知っている人は多いかと思いますが、簡単に説明します。

 

Heismanとは、NCAA カレッジフットボールでその年一番活躍した選手に与えられる賞です。いわば、その年のNCAAカレッジフットボールMVPです。

 

 

投票方法は、記者投票と過去受賞者、そしてファン投票です。投票は、1位から3位を投票し、13位ごとに3点、2点、1点が与えられます。投票する記者は合計で870人いますが、過去受賞者は58(昨年)で、ファン投票は1人分に換算されます。そのため、ほとんどが記者によって決定されます。ただ、それによって一人の候補者が有利にならないように、6つの地域に分かれている中からそれぞれ145人選ばれる仕組みになっています。

 

 

毎年12月の第2土曜日に、Heisman Finalistと呼ばれる上位4(その時点では順位は分からない)が、Playstation Theaterで行われるHeisman授賞式に招待されます。その様子は、ESPNで午後8時から1時間放送されます。そして、そこでHeismanの受賞者が発表され、Heismanのトロフィーを持ちながら15分程度スピーチをするのが慣例となっています。そのスピーチは、主に家族や高校大学時代のコーチなどへの感謝を述べる形が一般的になっています。毎回15分程度のスピーチですが、一回一回話すごとに会場全体から拍手が起こるため、実際は15分もかかるほどの長い内容ではありません。

 

 

ここ10年の受賞者は、以下の通りです

 

2022 Caleb Williams QB USC

2021 Bryce Young QB Alabama

2020 DeVonta Smith WR Alabama

2019 Joe Burrow QB LSU

2018 Kyler Murray QB Oklahoma

2017 Baker Mayfield QB Oklahoma

2016 Lamar Jackson QB Louisville

2015 Derrick Henry RB Alabama

2014 Marcus Mariota QB Oregon

2013 Jameis Winston QB Florida State

 

*下線はNFLドラフトで全体1位指名された選手

 

詳しいことは、こちらを参考にしてください!

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Heisman_Trophy

 

 

 

2. 現在のHeisman候補Top 3

 

 

現在のハイズマン賞候補Top 3を紹介します!

 

 

Michael Penix Jr. QB Washington

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Stats: 74.4% 1999 yds 16 TD 2 INT

 

彼が現在のハイズマン賞レースのトップを走っています。彼がQBを務めているWashington大のオフェンスは、過度なパスヘビーなオフェンスを展開しています。優秀な3人のレシーバー(Odunze, McMilan, Polk)を最大限活用したオフェンスになっています。

 

↓ Washingtonの今季のプレビューもご覧ください

shumai12sea.hatenablog.com

 

shumai12sea.hatenablog.com

 

 

彼の持ち味は、素晴らしいディープパスで、非常に美しいです!! 今季は開幕から絶好調で、多くの予想を上回る活躍を見せています。開幕から3試合連続で、400 yds 3TD以上をあげるなど素晴らしい活躍を見せています。先週のArizona戦では、得意のディープを封じられた中でも堅実にドライブを進め、チームを5連勝に導きました。Bye明けに行われるOregon戦が、彼にとってもチームにとっても重要な試合になるでしょう。

 

このままの活躍を続けることができれば、贔屓目なしにPenixハイズマン賞を取るかなと思います。

 

 

 

Caleb Williams QB USC

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Stats: 74.5% 1603 yds 21 TD 1 INT

 

来年のNFLドラフト全体1位最有力で、昨年のHeisman受賞者です。そのため、カレッジを観ていない方でも知っている人は多いかと思います。USCは現在5連勝中で、特にオフェンスが好調です。そして、それを引っ張っているのがWilliamsです。

 

↓ USCの今季のプレビューもご覧ください!

shumai12sea.hatenablog.com

 

 

ハイズマンレース的には、Penixに僅かに劣る形になっているものの、昨年ハイズマン賞を取った時よりも良いパフォーマンスを見せています。レシーバー陣をうまく使い分けながら、うまくオフェンスを組み立てられていると思います。そして、彼自身の持ち味でもあるMahomesのようなスーパープレイも健在です。このパフォーマンスを今後も維持できれば、2年連続ハイズマン賞受賞もあり得ると思います。

 

 

 

Bo Nix QB Oregon

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Stats: 80.4% 1459 yds 15 TD 1 INT

 

前の2人に比べると、少し劣ることにはなりますが、確実にハイズマン賞候補には上がってくる選手です。昨年度も良い活躍を見せていましたが、今季はそれを上回る活躍で安定感が増しました印象があります。

 

 

今年は、彼の一つの武器であるランプレイをあまり使わずにオフェンスを展開しています。これは、中盤から後半にかけて訪れるWashingtonUSC戦のために温存しているかと思われます。ですが、この武器を使わずとも強力オフェンスを維持できているのですから、昨年よりもオフェンス全体やNix自身も成長していると考えられます。今後訪れるWashington戦などで、ライバルよりも活躍し勝利を収めることができれば、ハイズマン賞獲得も現実的になってくると思います。

 

 

 

ちなみにこの3人に共通することは、全員がPac-12に所属しているということです!

 

また、3人ともトランスファーで他校から移籍してきたという共通点もあります。(このあと紹介する6人も全員トランスファー経験者です!!)

 

 

 

3. 他の候補

 

Shedeur Sanders QB Colorado

 

Stats: 74.1% 1781 yds 15 TD 2 INT

 

Prime (Deion Sanders)の息子で、Jackson Stateから親子で移籍してきました。開幕戦のTCU戦で大活躍し勝利に貢献したことや、また先週のUSC戦でワンポゼッション差まで迫ったパフォーマンスが評価されています。来年のドラフト(もしくは再来年)1巡指名候補にもなっています。

 

 

 

Quinn Ewers QB Texas

 

Stats: 66.0% 1358 yds 10 TD 1 INT 5 Rush TD

 

2週のAlabama戦で素晴らしい活躍を見せるなど、ここまで安定したパフォーマンスをあげていて、昨年よりも評価を上げてきています。苦手と言われていたDeep Throwも少しずつ改善してきています。

 

 

 

Jayden Daniels QB LSU

 

Stats: 73.1% 1710 yds 16 TD 2 INT 292 Rush yds

 

パスも去ることながら、ラッシング能力の高さが魅力です。ですが、現時点で既に2敗を喫してしまったことが影響して、ハイズマン賞候補のTop 5ではほとんど見ることはありません。

 

 

 

Jordan Travis QB Florida State

 

Stats: 61.2% 1028 yds 10 TD 1 INT

 

強力なレシーバー陣を有して、当初の予想通りの活躍を見せています。しかし、まだ改善しなくてはいけないところが多く、NFLに行くまでにはもう少し成長する必要があります。

 

 

 

Sam Hartman QB Notre Dame

 

Stats: 66.2% 1458 yds 14 TD 0 INT

 

近年珍しいポケットパサータイプのQBです。Wake Forest時代から能力があったものの評価は高くなかったのですが、Notre Dameに転校したことで成績が向上し評価が上がってきています。また、先週の試合終了後に、怪我をしてテントで治療を受けていた相手QB Riley Leonardがテントから出てくるのを待ち、健闘を讃えあうというスポーツマンシップを見せました。

 

 

Cameron Ward QB Washington State

 

Stats: 74.6% 1390 yds 13 TD 0 INT

 

昨年まではあまり注目されていませんでしたが、今年に入り一気に注目を浴びています。特に、今季に入りディープパスの正確性が上がったことで、パサーとしての評価が上がりました。今後Pac-12の強豪校と当たるため、そこでハイズマン賞候補として相応しいかが分かるでしょう。