Pac-12 崩壊の危機

こんにちは‼️ しゅうまい12です

 

 

今回は、4月に書いた"Pac-12の将来"というブログの続きとなります。

 

 

shumai12sea.hatenablog.com

 

 

基本的には前の続きとなるので、前のブログを見ていない方は、見てから続きを見ることをおすすめします。



 

 

 

 

1. Coloradoの離脱や不穏な噂

 

 

前回のブログではUSCUCLAの移籍や他の移籍の噂を紹介しましたが、今回はその後の動きを紹介します。

 

 

ご存知の方も多いかと思いますが、1週間前の727(現地)Colorado大がPac-12から離脱しBig 12に移籍することが決定しました。

(2010年までBig 12にいたため出戻り)

 

 

 

主な理由は、放映権契約によってチーム側が得ることのできる金額です。

 

 

Big 12はすでに2030年までの新契約を結びましたが、Pac-12は来年以降の契約が未だ決まっていません。(これに関しては、次の考察で詳しく書いてあります。)

 

またこれも考察で詳しく書きますが、Pac-12が来年以降得られると予想される金額は、Big 12よりも低いとされています。

 



現時点で、Coloradoが離脱したことによりPac-9(来シーズンから)となってしまいました。

 

しかし、更なる離脱も予想されています。

 

Arizona, Arizona State →Big 12

Oregon, Washington, Stanford, California →Big Ten

 

(他にもWashington StateOregon Stateが候補に上がっています。)

 

このように、Utah以外の全てのチームの移籍の噂が上がっています。




これは、Pac-12が崩壊に瀕しているといっても良い状態です。

 

 

[追記]8/4 15:00

今日になり、新たにArizonaがBig 12へ移籍することがほぼ確実になりました。

 

 

また、Washingtonも今日の深夜(現地)に緊急ミーティングを開きました。

 

ここでの新たな決定はなかったものの、WashingtonがBig Tenへの移籍を検討していることは確かです。

 

 

 

 

 

 

2. 考察

 

 

なぜこのようなことが起きたのか?



その答えは先ほども書きましたが、放映権契約にあります。

 

 

他のカンファレンスでは既に

 

Big Ten: 770億ドル (FOX, CBS, NBC)

www.espn.com

Big 12 : 622.8億ドル(FOX, ESPN)

www.espn.com

 

といった巨額の契約が締結されています。



 

ここで、Pac-12はどうなのでしょう?

 

Pac-12は現状放映権契約は2023年までしかなく、それより先の契約は以前決まっていない状況です。

 

 

それは、USCUCLAといった有名校の移籍やPac-12の人気低下により、各メディアがPac-12と大型契約するのを躊躇していることだと思います。

 

 

放映権契約が得られないままだと、メディアからのチーム分配金が不確定になる心配があります。

また、放映権料が低ければ、チーム分配金が減ってしまいます。

 

 

そのため、分配金が多く得られるカンファレンスへ移籍しようとするのです!!

 



しかし、今週になりApplePac-12の放送権を獲得寸前というニュースが流れました。

www.espn.com

 

 

ただ、その契約も年平均やチームへの分配金は他のカンファレンスに比べて低く、Appleのためストリーミング配信のみになります。

 

 

そのため、大学長による会議でこれは否決されました。

 

理由は、主にネット配信という理由です。

(将来的にはストリーミング配信が中心になるだろうが、短期的には視聴者数の減少による注目度の低下の影響が大きいと判断した模様)

 

 

 

 

このように、未だ来年以降のMedia契約は行き詰まっており、これが続けばPac-12は本当に終わってしまうかもしれません‼️

 

 

とにかく見守るしかありませんが、ここに来て新たに移籍の噂も多く出ていて、いつ崩壊しても不思議ではありません。